後輩の小瀧くん。

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そう、わからない。何をしてしまったのか

だから困る





それにしても、なんなの、一体…

避けるにしても態度悪くない？





イライラする気持ちを落ち着かせようと
気分転換にコーヒーを買いに喫煙所の自販機まで







『うわ、けっむ』





喫煙所だからそりゃあ当たり前に煙いんだけど、
喫煙していない身としてはしんどくて





だけど自販機はこの場所にしかない。この場所はいつも慣れないから極力こないようにはしてたのだけど…








『何なのさ、一体』






そう、力任せに自販機のボタンを押せば






「おねえーさん。

そんなに力強く押したら壊れんで(笑)」







なんて、声が聞こえて。






その声の方を見れば







『あっ…』






そこにはまさに一服中の長身のイケメン






この子、知ってるぞ






確か…








『藤井流星…くん？』









藤「俺の事しってんすか？」







桜が騒いでたな。





"営業部にも小瀧くんに劣らないイケメンがいる"て







藤「俺も知ってますよ。望の先輩ですよね？」







『そうです。小瀧くんの"先輩"です』







"先輩"強調したのは特に意味はないけれど

ちょっと苛ついてたから







藤「望がいつも先輩の事、昼に話してるんすよ」







何それ。どうせ悪口。そんな事は百も承知だ。






藤「"俺より出来ない先輩なのにいつも先輩ぶって失敗するからむかつく"て、」







あれ？私、今メンタル平気？






覚悟してたけど、友達の口から聞くのも十分に辛いものがある。本人に言われてたら泣いてたな、間違い無く。







藤「大丈夫ですか？」






『大丈夫ばないです』






藤「あ、でも。その後にこう言ってましたよ」







まだあるのか、あの子は






藤「"目が離せない"て」







え？






何それどういう…









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