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出会った当初、侑は7歳。私は14歳だった。
侑「なぁ、結婚してぇや！」
「無理や。」
治「ツム知らんのか、大人にならんと結婚はできひんのやぞ。」
侑「ほぉなん！？」
近所に住んでいる双子の男の子。
親同士が仲良かったため、自然と双子がうちに預けられることも多かった。
顔はそっくりだし、当時は子供であったこともあり、元気いっぱいな性格もよく似ていた。
でも、慣れれば見分けはついたし、何よりお互いが名前を呼びあっていたので、出会った時から間違えることはなかった。
基本的には侑の方が私に甘えてきがちで、治のことももちろん面倒は見ていたが、侑に比べれば手のかからない子だった。
出会った時から侑は、結婚しようやら好きやら言っていたが、回数が増えるにつれ本気度が増していったのがわかった。
侑「なぁ、Aちゃん彼氏出来たって聞いたんやけど。誰？？？同じ大学のやつ？なぁ？？」
治「ツム、迷惑かけんなや。」
当時はもちろんプロポーズなど本気にしていなかったが、会う度に告白され、好意を示され、嫉妬までされてしまえば、どれだけ鈍感でも伝わるというものだ。
毎度断る度に泣きそうな顔をするし、正直可哀想だと思っていたが、私が7つも年下の男の子に手を出すわけにいかないし、無責任にOKをするわけにもいかない。
高校生になれば、もっと魅力的な子に出会えるはず。
そんなことを思いながら、私は断り続けた。時には彼氏だって作ったし、侑にとってはしんどかったであろうこともあったと思う。
それから私は、大学を卒業した後、東京に就職。
必然的に実家に帰る回数も減り、双子とは2年近く会っていない。
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久賀(プロフ) - Aさん» 教えてくださってありがとうございます…！なおしました！ (2021年10月31日 21時) (
レス) id: e559a199f7 (このIDを非表示/違反報告)
A - ふらぐたってます (2021年10月31日 21時) (レス) @page17 id: 319b92452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久賀 | 作成日時：2021年10月31日 20時
