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★ Ａ side
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ココアが熱くて､ヤケドしちゃった。
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翔ちゃんはコーヒーとか熱めが好きだから､翔ちゃんにこうゆうの任せると
絶対熱いんだよね。
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そんなとこも可愛くてすきだけど(笑)
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さっきから俺抜きで話進めるから､ちょっとふてくされ気味の雅紀くん。
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ソファーに寝っ転がって､クッションを抱きしめてゴロゴロ。
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暇だし､みんなの観察でもしてみっか。
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…ってことで､さっきからずーーーーっとみんなの事見てるんだけど…。
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ニノちゃんだけは､やっぱりいつもと違う。
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もちろんヘコんでるからかもしれないけど､でも…やっぱなんか違う。
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…我慢してるような､何かに耐えてるような。
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いや､もちろん松潤も翔ちゃんも元気ないんだけど。
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ニノだけは､もっと深い感じ…自分でもわかんないけど。
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……あぁ､あれだ! 違和感! …あれ､違和感?? でいいのかな??
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でも､ニノは気付いてない。自分の違和感に。
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翔ちゃんとかにからかわれて笑顔になる。
でも…その後の寂しそうな顔。
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きっと「ここに大野さんがいたら…」みたいに思ってんじゃないかなあ。
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いつになっても､ニノは変わらない。変わってくれない。
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この前､松潤が言ってた。
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「ニノは､絶対泣かない」って。
泣けばいいのにさ…思いっきり､って寂しそうにつぶやいてた。
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翔ちゃんも､同じようなことを言ってた。
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最後にはこれまた寂しそうな顔をして､
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「俺らにもっと頼ってくれてもいいのに…」って。
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そうだよニノちゃん。
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俺が前泣いちゃったように､
…泣けばいいんだよ。
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何もかもさらけ出して､わんわん泣けばいいんだ。
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俺はニノが…羨ましい。
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だって､みんなに心配されるのは…愛されてる証拠でしょ??
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俺だって､こんなにニノが大好き。
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たくさんの人に愛されて､心配されて､励まされて､応援されるニノが…俺は羨ましかったんだよ。
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なんか熱いものがこみあげてきて。
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感情的になっちゃって……。
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気付いたら､叫んでた。
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ニノに――――――――― 俺の気持ちを。
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ラッキー大宮sk!!w
ズキューンバズーカ
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作者名：なちゅ★、 | 作成日時：2012年11月4日 18時
