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★ Ｎ side
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それから､俺の嫌な予感は見事に的中してしまった。
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いつ大野さんが帰って来るかわからない状況だけど､
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もし帰ってきたらすぐにでも撮影を始めないとだから…楽屋に4人集まって
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それぞれ好きなことをしてるっていう日が続くようになった。
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何ていうんだろ……楽屋が"家"って感覚。
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個人の仕事は､楽屋から行って楽屋に帰る､みたいな。
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そんな状態が､今日でもう4日も続いてる。
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最初のころは4人でワイワイ楽しくやってたけど､
だんだんとみんなの元気がなくなっていくのがわかる。
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別に俺らの中が悪くなってきてるってワケじゃない。
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みんな身体の疲れが消えなくて､辛そうな感じ。
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家より楽屋にいるほうが多いんだもんな…そりゃそうだよ。
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長く時間が空いたとしても､一旦家に戻るって事ができないから､
みんな楽屋で寝たりしてるけど…。
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いつもとは違う環境のせいで､俺も寝ようと思っても寝れないし。
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翔ちゃんなんかは筋トレしようとしてるけど､楽屋ってのは
そんなに広くないし。
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みんなのストレスが溜まっていくのも目に見えるようにわかる。
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それに気を使うと､さらに疲れちゃうんだよな…。
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音楽を聞きながら､険しい顔でケータイをいじってる潤くん。
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ため息をいくつも吐きながら､眉間にしわを寄せて新聞を見てる翔ちゃん。
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さっきスタッフにもらったお弁当を明けてから30分はたつのに､
未だに食べきれてない相葉くん。……いつもなら5分で感触なのに。
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張りつめた空気の楽屋に響くのは､俺のゲームの音だけ､ってぐらい静か。
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いや､俺も音量下げてるんだけどね?? 今の空気にはうるさいかなって思って。
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でもみんなが静かすぎて……どうしよ､イヤフォンつけてやろうかな…。
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ス「櫻井さん､お待たせしました。準備お願いします」
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「…はーい」
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時計に目をやると､もう10時すぎ。翔ちゃん､ZEROかな??
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「んじゃ行ってきやーす」と翔ちゃんがふざけ気味に言ったから､
俺らはそれに「うぃーす､櫻井キャスター」と返す。
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そして翔ちゃんの姿が消えたら､またしーんとした楽屋に戻る。
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…もうこんな状態､嫌だよ。誰がどう言おうと､俺は嫌。
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もう一回…作戦会議か。
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ラッキー大宮sk!!w
ズキューンバズーカ
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作者名：なちゅ★、 | 作成日時：2012年11月4日 18時
