隣はやっぱりアナタです。 * Ohmiya-SK * (ページ26)

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★ Ｎ side

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リビングのドアを開けると､3人はソファーの上で重なるように

寝転がっていた。

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…そんなに大きくないはずよ?? そのソファー。

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あれか…「よし寝よう! でもベッドはまずいか…おやぁ??ソファーがあるじゃないか!!」って

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なって､奪い合いになったのか。

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「翔ちゃん､相葉くん､潤くん! おきてっ!!」

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一番下にいた翔ちゃんが「んう…」とか可愛い声を出しながら起き上がろうとすると､

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バランスが崩れて上の２人は床に落ちた。

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眠そうな目の3人に驚愕(?)の真実を告げると､おもしろいくらいに

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びっくりした顔をして､どたばたと準備をはじめた。

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でも…いきなり俺んち来たから､着替えも歯磨きもできない状態で。笑

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しょうがなく､まずは翔ちゃんから洗面台の前に座らせて髪をセット。

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その間に､新しい歯ブラシを渡した3人は歯磨き。

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相葉くんと潤くんのセットも終わると､次は俺の部屋に移動。

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クローゼットを開けて､適当に3人の服を選んで､着替えさせる。

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「和って長男だよな」なんて翔ちゃんが嬉しそうに言うけど…俺は別に

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嬉しくなんかないから!! 嬉しくなんか…ないからっ!!

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やっと準備が終わって､家を出る。

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4人で並んで走って､駅に向かう。

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…いつもなら､俺の横には「うわぁ急げぇ!!」なんて叫びながら走る

大野さんがいるんだけどね。

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自分が一番寝坊したくせに､ゆったりと準備なんてするから遅れるんだよ。…まったく。

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結局スタジオについたときには､40分も入り時間に遅れてしまった。

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それぞれのマネージャーさんにすっごく怒られて､俺を含めて

みんな肩を落としていた。

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翔ちゃんはさらに矢印に…いや､なんでもないです。

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大野さんのいない環境で､また撮影が始まる。

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また､1日が始まる。

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…大野さんがいなくなってから､4日目。

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