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★ Ｎ side
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突然､俺のバッグの中からメロディーが聴こえた。
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ケータイに着信が入った時の音。
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「ちょっとごめん」
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ケータイの画面に表示された名前は､マネージャーさん。
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もう､今いいとこだったのにぃ。どしたんだろ…何かあったのかな。
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「もしもし」
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『あっやっとでた!! 二宮さん､今どこですか?!! 』
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「え…家ですけど??」
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『今日のスケジュール､覚えてます?!! もうとっくに入り時間すぎてます!! 』
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「ええっ嘘でしょ?! だってマネージャーさん､いつもむかえに…」
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『二宮さんが昨日「いらない」って言ったんですよ。
とにかく､湾岸のスタジオＢに来て下さい!! 今すぐですよ!! 』
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そこで､ブツンと切れた。やっべ…相当怒ってるわ…。
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てか､俺言ったっけな??「いらない」なんて。
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昨日はずっとぼーっとしてたからかな…。
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「どした??和」
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「ごめん翔ちゃん。みんな。俺これから撮影だった! 俺んちにいていいから､
ちゃんと戸締りよろしくね??」
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みんなの「ほーい」ってゆういつもの返事が聞こえたと同時に､
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合鍵を翔ちゃんに投げた。
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家を出てエレベーターが来るのを待つ。
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もぉぉ…なんで11階で止まってるんだよ。はやくきてよ。
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あぁ､あの人か……あのおばあちゃんの､､たしか小松さん?? 使ってんのかな…。
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話した事はないけど､会ったら会釈してくれるイイ人なんだよな…。
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やっとエレベーターが下の階に動き出した……そのときだった。
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また俺のケータイに着信が入った。
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相手は､またマネージャー。
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なんだよもぅ…今向ってるって。そんな焦るなって。←
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「どしたの?」
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「あの…櫻井さんと相葉さんと松本さんと一緒にいませんか??」
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「え…なんで?」
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「いや､あの…今日の撮影､二宮さんだけじゃないんです。
櫻井さんと相葉さんと松本さんもなんです」
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一瞬､朝の光景がフラッシュバックされる。
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はぁ…と深くため息をついた。
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今､俺の肩はきっと翔ちゃんレベルかな…。
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……ケータイを握りしめて､俺の部屋に戻った。
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ラッキー大宮sk!!w
ズキューンバズーカ
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作者名：なちゅ★、 | 作成日時：2012年11月4日 18時
