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★ Ｎ side
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住民票を管理人さんに返して､とりあえず相葉くんと潤くんに
報告することにした。
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暗証番号を入れてから､ガチャッとドアを開ける。
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……やっぱりこうなるのね。潤くんがいてもこうなるのね。
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リビングには､ぐったりした様子でソファーになだれ込んでいる潤くんと
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元気そうに走りまわってる相葉くん。
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相葉くんが何かを引きずってるとおもったら……俺がこの前買ったばっかりの､
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掃除機だった。もちろん､日立の。
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でもその掃除機は…おかしいな?? そんな形だったっけな??
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もしかして…それ､上下逆なんじゃないの?? 逆さまなんじゃないの??
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それに…前にしやがれでもらった観葉植物が横倒しになってたり
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クッションが床に放ったように置いてあるし。
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「相葉くん…何やってんの」
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「あっ､おかえり2人ともー♪暇だったから掃除でもしてあげようかと…」
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「雅紀…お前は何もしなくていいから!!」
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「えー」と言いながら一瞬しゅんとして､周りを見てびっくりして､
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いそいで掃除機を片付ける相葉くん。
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…気付いてなかったのか…このヒドイ有様を。しかも､忘れてるかもしれないけど
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ここ誰んち?? ……そう､俺んち。
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潤くんにぐったりしてる理由を聞くと､なんでも
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「相葉くんについていけなくなった」とのこと。
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最初は掃除を手伝ってたらしいけど､掃除なんて新鮮な事をして
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テンションが上がった相葉くんに振り回させて､もう限界だったみたい。
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とりあえず落ち着いたところで､翔ちゃんとさっきの報告をすることにした。
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聞いた相葉くんはびっくりして「ふぇえ!!」とかいって､
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潤くんは眉をひそめてすごく真面目な顔をした。
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「じゃあ…やっぱりリーダーの家だったんだ…」
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「うん…。でもよく俺も気付かなかったなあと思って」
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「たしかにそうだねぇ。にのちゃんならすぐ分かりそうなのにっ」
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「うるさいアイバカ」
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「雅紀､ちょぃと黙れ」
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「うぅ…」
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今にも泣きそうな相葉くん。
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もう…相変わらず涙腺もろいなあ。
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ラッキー大宮sk!!w
ズキューンバズーカ
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作者名：なちゅ★、 | 作成日時：2012年11月4日 18時
