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★ Ｎ side
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「…ねぇ､なんで俺ってわかったの??」
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「まあ…家に戻れば分かりますよ」
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子犬みたいに瞳をうるうるさせながら潤くんが聞いてくるから､
可愛すぎて俺の中のドＳが発動しちゃったよ。
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エレベーターは､「うぃんうぃん」とどんどん上へあがってゆく。
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6階の､617号室。そのフロアの一番はじっこ。
そこが､俺の部屋。
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…大野さんがね､選んでくれたの。
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『 かじゅの誕生日は6月17日でしょ。だからこの部屋で決まりぃ♪ 』
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今からすると､大野さんに「かじゅ」って呼ばれるのは気色悪かったな。
たしかその時の大野さんのマイブームだったんだっけ…??
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でも今は､それがすこし恋しかったりする。
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そいえば『 かじゅんちの隣に引っ越そうかなあ〜 』って言ってた記憶がある。
やめなさいよって言ったら『 じゃあ､かじゅんち居候するぞ!! 』つってふざけてた。
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そんなことを思い出していると､いつの間にか6階についていた。
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鍵はかけなかったけど､オートロックだから暗証番号だけ入れて中にはいる。
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…潤くんのうるうるした瞳は､リビングにいる2人の人物を見た瞬間に
一気に乾いたように見えた。
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きっと､人物自体じゃなくて…その人物の"格好"だよね。姿。どうしちゃったの。この2人。
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「おっ､和!!ドコ行ってたんだよー。コップ借りちゃったけどいー??」
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「お帰りニノちゃーん♪あれっ､､松潤がいるぅ!!」
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俺らの目の前に現れたのは､
リビングで…真っ裸で水をごくごく飲んでる翔ちゃんと相葉くんだった。
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近寄ってきた2人をよく見ると､さっきはキッチン台で見えてなかった
下半身にはバスタオルを巻いている。
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あ､危ねー…もうちょいで大惨事だったよ。
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「まーくんのパンツあるよね??」とか「俺に部屋着をくれ!!」とか言ってくる2人を
相手にしてたら､危うく呆然としてる潤くんを放置するとこだったよ。
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ラッキー大宮sk!!w
ズキューンバズーカ
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作者名：なちゅ★、 | 作成日時：2012年11月4日 18時
