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★ Ｎ side
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「…やっぱ､智くんがいなかったから…かなあ」
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翔ちゃんがココアを飲みながら､呟いた。
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…翔ちゃん､それ俺のココアなんだけど……黙っとこ。
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「みんな､いつもより元気なかったしねぇ…」
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相葉さんも､寂しげな表情(かお)をしてため息をついた。
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それに「うんうん」って頷いてるのが俺。
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改めて思ったけど､大野さんの影響力って…すげぇな。
いるだけでなんか安心するもんね。
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やっぱ"リーダー"だからかなあ…。
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「んじゃ､明日に備えて…もう寝る??相葉さんも泊まってくでしょ」
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「えっいいの?!!いつもはあんなり嫌がって拒否るのに」
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「今日だけは特別。風呂入る??もう沸いてると思うけど」
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「…久々に､3人で入るか?」
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え。何言ってんだこの人。
いきなり話に入ってきたと思ったら…何言いだすんだ翔さんは。
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「い､嫌ですよ。あなたたち2人で入ってくれば?」
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「じゃあ入るか!翔ちゃん!久々に!」
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「そうこなくっちゃな､雅紀!!」
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うほーいといいながら洗面所に消えた2人。
……ついに狂っちゃったか。翔さんまで。
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2人で入るとか､小学生ですか…まったく。
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でも…きっとあれだろうな。
今日､相当我慢してたんだろ。寂しさを。
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甘えられる最年長がいないんだもんね。
今､この3人だけの空間ができて､ようやく甘えられるようになったんだもんね。
だからこんなにもテンションが高いんだろうな。
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…てか､あの人達…着替え持ってきてんのかな。
ま､いっか。どーせ相葉さんのパンツぐらいならうちのタンスから出てくるだろう。
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風呂場から「うっへーい!!」とか「ゲホッ…ケホッケホッ…う…苦しい…翔ちゃん…」とかいう
声が聴こえてくる。
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…1人､死にかけてるよ。
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そのとき､またあの音が鳴った。
もぉ…どんだけ俺を呼び出せば気がすむんだよっ!!!
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もうモニター確認しなくてもわかる。
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…Ｊに「今行く」とメールを送った。
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ラッキー大宮sk!!w
ズキューンバズーカ
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作者名：なちゅ★、 | 作成日時：2012年11月4日 18時
