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★ N side


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モニターに映し出されたのは…翔さん。


一瞬人違いかと思ったけど、それは紛れもなく翔ちゃんだった。


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「しょ、翔ちゃん?!! い、今開けるから!」


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「にのぉ…ありがとう」


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モニター越しでもわかる、泣きそうな顔の翔ちゃん。

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家から出て玄関の前で待っていると、エレベーターが上がってきて

中からイケメン王子が現れた。

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急いで駆け寄って、手を引っ張って家に入る。

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リビングのソファーに座らせて、つけっぱなしだったテレビを消した。


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「翔ちゃん、どうしたの??」


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「…なんか、不安になっちゃって」


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いつもはあんな堂々としてる翔ちゃんが、なんだかしゅんってしちゃってて…。


肩のなで具合がハンパないもん。

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「もぉ…翔ちゃんらしくないよ??」


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「んなことはわかってる。でも…なんか…寂しくなっちゃってさ」


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「しょうがないなあ。今日は泊まってきなよ」


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「…そのつもりできたっ」


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ニヤリと笑う翔ちゃん。


べしっと翔ちゃんの背中を叩くと、ふははと笑った。


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さっきより元気そうな翔ちゃんをみて、ちょっと安心。


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「ニノだって、実は寂しかったんじゃないの??」


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「そんなわけ…ないでしょ!」


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…案外、図星だったりする。

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この3日間、大野さんがいなくて…なんか、つまんなかった。


4人でしゃべるのも楽しいけど、なんか物足りなかった。


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あ、そうか。

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スタジオのエレベーターを降りるときに、引っかかったのは。


楽屋に1つ残された弁当をみて、なんか引っかかったのは。


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……寂しかったんだ。


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ラッキー大宮sk!!w

ズキューンバズーカ


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作者名:なちゅ★、 | 作成日時:2012年11月4日 18時

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