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★ N side
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「さー始まりました、嵐にしやがれっ!」
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翔さんのいつもの掛け声で撮影スタート。
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…まあ、俺らにはまるわかりなんだけどね。わざと明るく振舞(ふるま)ってるの。
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イエーイ♪と盛り上げる相葉さんとJも、無理してる感じがする。
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やっぱりみんな、大野さんがいないのが不安なんだ。
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4人で電車に乗るところから始まる。
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電車一両を貸し切っちゃうんだからすごいよね。
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まずは横浜いって、プレゼント探し開始。
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ふら〜っと寄った商店街で、翔ちゃんの大好物の貝を試食したり
名物らしいおせんべいをもらったり。
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みんなの笑顔が、溢れてくる溢れてくる。
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心の底から笑ってる3人。これは文句なしの大爆笑。
もちろん、俺も笑ってるよ。
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―――――でも気付いちゃった。
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みんな、ロケは盛り上がってる。
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相葉さんの相変わらずの天然っぷりに、翔くんが貝を食べまくって
店のおばちゃんと仲良くなったり。もう何が何だかパルプンテ状態。
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ちなみに俺は、Jと肩を組みながらそれにつっこんだり笑ったり。
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…それでもね、わかっちゃうもんはわかっちゃうんだ。
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時々…みんなの目線が、キョロキョロすんの。
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もしかして……大野さんがいないか、無意識に見渡しちゃってんじゃないかな?
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それほど、みんなの心の中の大野さんの存在は、大きいんだ。
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収録は2時間ぐらいで終了。
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みんな大野さんへのプレゼントを1人1人買って、帰りはロケ車に乗って
スタジオに戻ることになった。
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相当疲れたのか、Jと翔くんは寄り添いながら寝てる。
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翔くんは、お腹いっぱいだからってのもあるかもね。
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「ニーノちゃんっ。どしたの、そんな寂しげな目しちゃって」
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「しっ!!もぉ、みんな寝てるんですから」
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「ごめんごめんっ。……今日、やっぱりみんな元気なかったねぇ。」
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「そうですね……まあ、しょうがないでしょ。あとで連絡してみますから」
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名前を言わなくてもわかる。
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それにしても、あの相葉さんまでこのことに気付くとは…相当ヤバい状態なのかもしれない。
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ラッキー大宮sk!!w
ズキューンバズーカ
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作者名:なちゅ★、 | 作成日時:2012年11月4日 18時