ファン、だけど 【祇園 櫻井】 ページ44
＊ hさんのリクエストです。
・
『あの、』
櫻井｢、｣
プライベートで街中を歩いていると、若い女の人に声をかけられた。これは……、よくあるサイン下さいと握手お願いしますパターンか？僕は口に弧を描いて、微笑みかける。
櫻｢はい、何でしょう？｣
『ハンカチ、落としましたよ。』
櫻｢えっ……。｣
『ではっ。』
彼女の手には、紺色のハンカチ。確かに自分の物だった。礼を言ってそれを受け取ると、彼女は人懐っこい笑みを浮かべた。
どこかで見たことがある。
ふと、そう思った。
しかし彼女は、すぐにぺこりと頭を下げて駆け足で去って行ってしまった。
え？僕のこと知らへんかったんかな？まぁ、それならそれで楽やし。僕はそのまま街中を歩いて行きつけの喫茶店へと向かった。
櫻｢コーヒーのブラックをホットでひとつ。｣
店｢かしこまりました。｣
1人の喫茶店は落ち着いて凄くいい。最近忙しくてユニバ行けてへんし、5月までに行きたいなぁとか、木崎でも誘ってやるかとか考えていると。店員がやって来てコーヒーを持ってきた。
店｢お待たせしましたー。｣
櫻｢ありがとうございま……す……。｣
店｢あ…、｣
よく見るとその店員は、さっきハンカチを拾ってくれた女性やった。その女性も僕ということに気付いたそうで、あの人懐っこい笑みで笑った。また、見れた。
『今日はよくお会いしますね。』
櫻｢ここで働いてはるんですか？｣
『はい、今日からバイトで入ったんです。あの……実は私祇園さん大好きで。ライブとかもよく行ってるんです。こうやってお話できて凄く嬉しいです。』
櫻｢こちらこそ、ありがとうございます。｣
『これからもずっと、応援してます。』
そう言うと、また直ぐに駆け足で店の奥へと去っていってしまった彼女。
やっぱり。どこかで見た事があると思ったら、いつも来てくれるファンの子やったんや。
僕は歯を食いしばる。
もっと、彼女を知りたい。そう思った。
彼女の名前を知りたい。
好きな食べ物を知りたい。
嫌いな物だって。
全部全部、彼女の全てを知りたい。
自分の鼓動が早鐘を打っているのが分かる。これが彼女への感情なら、今すぐ行動した方がええんかな。
ファンやけど、
僕らのファンやけど。
君のこと
好きにならせてください。
好きになってしまった 【さや香 石井】→←結婚して下さい 【よゐこ 濱口】
ラッキー芸人
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Green_Flash___(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年2月4日 17時) (
レス) id: e05a793ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ - Green_Flash___さん» リクエストありがとうございます！続編にて書かせていただきます！ (2018年2月4日 13時) (レス) id: 69cff6d99f (このIDを非表示/違反報告)
Green_Flash___(プロフ) - リクエストなんですけどレインボーの池田さんで大阪との遠距離でお願いできますか？ (2018年2月4日 1時) (レス) id: e05a793ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - ＊ hさん» ありがとうございます！櫻井さん、かっこいいですよね(*´ч`*)私も好きです。大丈夫ですよ！続編でのまたのリクエストお待ちしております！ (2018年2月1日 22時) (レス) id: bef552d582 (このIDを非表示/違反報告)
＊ h(プロフ) - ユカリさん» うわあああ(´；ω；｀)素敵すぎる櫻井さん本当にありがとうございます！(´；ω；｀)きゅんが止まりません！！あの、またリクエストしても宜しいでしょうか？？ (2018年2月1日 21時) (レス) id: 4dad489a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユカリ | 作成日時：2018年1月7日 22時
