結婚して下さい 【よゐこ 濱口】 ページ43
おちょもさんのリクエストです。
・
"私、結婚する。"
Aは眉を八の字に下げてそう言った。あの時の顔が、忘れられない。元々一般人の俺と大手企業社長の一人娘のAが釣り合うはずがなかった。Aの家に彼氏として挨拶へ行った時も、親父さんに直ぐに追い出された。
そしてAは、今日とある会社の息子さんと結婚する。結婚式に呼ばれていない俺はその話を聞いて、苦笑いしか出来へんかった。そっちの方が、Aは幸せになれるから。俺は口を出したらいけないと、静かに身を引いた。
有野｢そんなんでええんか。｣
濱｢、｣
大吉｢僕なら式場まで乗り込むけどなー。ま、濱口くんがどうするかによるけんね。｣
内｢そこまでにしとけよ。どうせ濱口の思いはそんだけだったって事だよ。｣
何時もの仲間で集まっていたら、皆が皆口を揃えてそう言った。中でも内村さんの挑発する様な言い方が耳に残って、俺は唇を噛み締める。なら、乗り込んでやろうやん。その結婚式に。
俺は急いでその場を立ち去り、Aの結婚式場へと向かった。ガーデンパーティーの真っ最中で、俺が人混みを掻き分けて入ると、ウエディングドレスに身を包んだAがこちらを向いた。
その手首を掴んで、再び走り出す。
父｢お前!!娘をどうするつもりだっ!!｣
親父さんの声が響いて、それでも必死に走る。Aは何がおきているのか分からないようで、ただただ俺に付いてきていた。そして人目の無い路地に入る。息が切れ切れのAが困り顔で問いかけた。
『何で……、こんな事するの？お父さんに怒られちゃうよ？』
濱｢好きやから。｣
俺は彼女の手を取った。彼女の手が、震えている。
濱｢Aが好きやから。……それだけじゃアカン？｣
『……ううん。』
Aの震える手を、優しく握った。口を開けて、声を絞り出す。
・
濱｢結婚して下さい。｣
こんなプロポーズなんて想像してへんかったけど、君なら受け取めてくれるはずやから。俺は、彼女の返事を静かに待った。
『はい。』
ファン、だけど 【祇園 櫻井】→←君がいること 【トット 多田】
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Green_Flash___(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年2月4日 17時) (
レス) id: e05a793ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ - Green_Flash___さん» リクエストありがとうございます！続編にて書かせていただきます！ (2018年2月4日 13時) (レス) id: 69cff6d99f (このIDを非表示/違反報告)
Green_Flash___(プロフ) - リクエストなんですけどレインボーの池田さんで大阪との遠距離でお願いできますか？ (2018年2月4日 1時) (レス) id: e05a793ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - ＊ hさん» ありがとうございます！櫻井さん、かっこいいですよね(*´ч`*)私も好きです。大丈夫ですよ！続編でのまたのリクエストお待ちしております！ (2018年2月1日 22時) (レス) id: bef552d582 (このIDを非表示/違反報告)
＊ h(プロフ) - ユカリさん» うわあああ(´；ω；｀)素敵すぎる櫻井さん本当にありがとうございます！(´；ω；｀)きゅんが止まりません！！あの、またリクエストしても宜しいでしょうか？？ (2018年2月1日 21時) (レス) id: 4dad489a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユカリ | 作成日時：2018年1月7日 22時
