前見て 【ジャルジャル 福徳】 ページ19
もっちゃんさんのリクエストです。
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去年のM-1グランプリは、後藤と話し合って、自分達のネタの中でも上位のものを選んだはずだった。でも、準決勝敗退の6位やった。
あの後、すぐに家へと帰って家で待っているAの元へ向かった。Aは今朝『テレビで見てるから』と言っていたから、俺らの結果はもう知っているだろう。
足取りは重かった。
福「ただいま。」
『おかえり。』
いつもの様にAは出迎えてくれて、そのままリビングへと入る。テレビには、優勝したとろサーモンの密着生放送がやっていた。こんな番組がやっていたら、なかなかAに声がかけづらいじゃないか。そう思っているのもつかの間、先に口を開いたのはAの方だった。
『おつかれさま、残念だったね。』
福「まぁな……。」
『でも、面白かったよ。ジャルジャル。松本さんからも好評価だったじゃん。』
福「ありがとう。でも、優勝出来へんかったし。結婚も出来へんし……。」
途中で言葉が濁る。
約束していた。今年のM-1で優勝したら、結婚すると。でも、叶えてあげられなかったのが悔しい。俺は拳を握って俯いた。こんな弱い俺の顔、Aに見せたない。
・
『ぴーんっ。』
福「？」
Aの発言に驚いて顔をあげると、Aはずっとこちらを見ている。"ぴーんっ"？え？なんて返事すればええの？
『ぴーんっ。』
福「…………背筋伸びてますよ？」
『そうでしょ？なら、秀介背筋伸ばさなきゃ。』
Aは俺の肩を掴んで持ち上げた。自然と俺の背筋が伸びて、下を向いていた俺の顔は、真っ直ぐと前を向いた。
『下ばっか向いてたら走り直せないよ。背筋伸ばして、前向いてまた走り出せば、来年こそ優勝出来るかもしれないでしょ。』
力強い言葉だった。下を向いてちゃ走り出せない。走り出せたとしても、下ばかり見てちゃきっと転んでしまう。背筋を伸ばして前を見て走っていれば、きっと転ばずにゴール出来るはずだ。
来年こそ、優勝できるはずた。
福「A……。」
『ん？』
福「来年まで、待っててくれるか？」
『もちろん。』
絶対来年は優勝するから、それまで結婚するのは待っていて。
俺は背筋を伸ばして、しっかりと目の前を見つめた。
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Green_Flash___(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年2月4日 17時) (
レス) id: e05a793ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ - Green_Flash___さん» リクエストありがとうございます！続編にて書かせていただきます！ (2018年2月4日 13時) (レス) id: 69cff6d99f (このIDを非表示/違反報告)
Green_Flash___(プロフ) - リクエストなんですけどレインボーの池田さんで大阪との遠距離でお願いできますか？ (2018年2月4日 1時) (レス) id: e05a793ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - ＊ hさん» ありがとうございます！櫻井さん、かっこいいですよね(*´ч`*)私も好きです。大丈夫ですよ！続編でのまたのリクエストお待ちしております！ (2018年2月1日 22時) (レス) id: bef552d582 (このIDを非表示/違反報告)
＊ h(プロフ) - ユカリさん» うわあああ(´；ω；｀)素敵すぎる櫻井さん本当にありがとうございます！(´；ω；｀)きゅんが止まりません！！あの、またリクエストしても宜しいでしょうか？？ (2018年2月1日 21時) (レス) id: 4dad489a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユカリ | 作成日時：2018年1月7日 22時
