ただの恋人 【アインシュタイン 河井】 ページ21
AIRIjinrさんのリクエストです。
・
俺とAは、ただの恋人である。
少女漫画でよくありそうな、生き別れの兄妹で恋に落ちたとかでもないし、誰にも言えない深い秘密を抱えてるわけでもない。
ただ、水田の紹介で知り合い、それから二人で会うことが増えて、惹かれていった。ただの恋人。
何時も何気なく生活を共にし、起きて、朝飯を食って、仕事に行って、帰って、晩飯を食って、寝る。
そんな毎日。
今日もいつも通りの朝が来た。
『ゆずる。ゆずるってば、はよ起きて。』
河井｢あと………あと、一分…。｣
『それさっきも聞いたわ。はよ起きてご飯食べてや。味噌汁冷めてまう。』
河｢んー……、A…。｣
『ちょ、ゆずっ……。』
俺はAの手を引くと、そのままAは俺の寝ていたベッドに倒れて横たわる。すぐに起き上がろうとするAを、俺はAの体を腕で押さえて止めた。
『……なんやねん。はよ起きてって。てかまず私を起こさせて。』
河｢ええやん、今日俺仕事休みやし。｣
『私は休みちゃうわ。』
河｢やけどまだ時間あるやろ。｣
俺はAを布団の中に入れて、抱き寄せる。恥ずかしそうに体を捩らせるAも、俺に引っ張られるように体を寄せてきた。
河｢A、好きやで。｣
『なんやねん、そんないきなり。』
河｢思ったこと言うただけやて。｣
『恥ずかしいやろ。』
そう言うわりには、恥ずかしそうな素振りもせず、間髪も入れずに言い返してきた。そんな態度がやっぱり何時ものAで、余計に愛おしく、俺は抱く手を強める。
河｢好き…。めちゃくちゃ好きっ……。｣
『あ、そ。』
そんな冷たい返事のあと、Aは顔を埋めて布団に潜り込んだ。それでも、ハッキリとその言葉は俺の耳に届いた。
"私も好き"
ルージュの伝言 【アキナ 秋山】→←光をあつめて 【博多華丸・大吉 大吉】
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ユカリ(プロフ) - 皆様リクエストありがとうございます！全て承りました！ (2018年4月18日 23時) (
レス) id: 8263d84421 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつも素敵な作品楽しみにさせて頂いてます♪ とろサーモンの村田さんで付き合って初めての キスのお話が見たいです！無茶ぶりしてすみません。 よろしくお願いします´`* (2018年4月18日 19時) (レス) id: 74e9ccc556 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - リクエストお願いします、「出逢い」の粗品さんの続編をお願いしたいのですがよろしいですか？ (2018年4月18日 1時) (レス) id: 95bd6dd099 (このIDを非表示/違反報告)
尚 - リクエストです！囲碁将棋の根建さんと文田さんのお話を別々にみたいです！お願いします！ (2018年4月16日 23時) (レス) id: f0b3170452 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - 皆さんリクエストありがとうございます！全て承りました!! (2018年4月16日 0時) (レス) id: 8263d84421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユカリ | 作成日時：2018年3月30日 23時
