ぬいぐるみ 【トット 桑原】 ページ43
kanaさんのリクエストです。
・
『えっ!凄い凄い凄い!!ホンマに取れてるやん!!』
桑原「俺に任せばこんなモンや。」
『ありがとうー!』
俺はしゃがんで、下の取り出し口から大きなクマのぬいぐるみを取り出す。Aに渡すと、それを嬉しそうに抱き締めた。
今日は仕事がオフの日だったので、Aと1ヵ月ぶりのデートに来ていた。ふらっと寄ったゲームセンターでAが一目惚れした、クレーンゲームのクマのぬいぐるみを取ってやったところやった。
『可愛えー。私ホンマ不器用やからクレーンゲームであんま取ったこと無いんやけど、雅人って器用なんやね!』
桑「まぁなぁ。昔からゲーセンが俺の故郷みたいなモンやったから。(ドヤァ」
『かっちょいー!』
些細な冗談でも笑い合える、自他ともに認める公式バカップル。ホンマにAと過ごす毎日が好きで好きでたまらない。そのまま俺らはゲーセンを出た。
『クーマさんっ。クーマさんっ。』
桑「お気に入り確定やね。」
『もちろん!毎日一緒に寝れるようにベッドに置いとくねんっ。』
ぬいぐるみを抱き締めてにっこり笑うA。なんとなく、嫉妬してしまったんは気のせいやろか。クマの方にばっか視線が行ってしまっているAに心の中で呟く。
ぬいぐるみもええけどさ、
俺の方もっと見て?お前の彼氏やんけ。
口に出せへんヘタレな俺は、
気付いてほしくてAの右手を握った。
『えっ、』
桑「今Aが夢中になるんは俺やないの?」
驚き顔のAに微笑みかけると、その顔はみるみる紅くなっていき、今にも蒸気が噴き出しそうなほどになった。
『何時やって雅人のこと好きやし……。』
桑「なになに?聞こえへーん。」
『なんやねんもぉ!』
ポカポカと俺の背中を叩くAの顔は、満更でもなさそうな顔で、俺の方が笑えてきてしまう。クマのぬいぐるみもええけど、今はお預けな。
今は、俺だけ見てて。
身長差 【カミナリ たくみ】→←白と黒 【NONSTYLE】
ラッキー芸人
ラニーノーズ
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凛凛(プロフ) - はじめまして、すみません。あの……ミキ 昂生じゃなくて、昴生たと思う。漢字が間違えですよね……? (2018年4月15日 2時) (レス) id: 62c9d1a185 (このIDを非表示/違反報告)
kurumikan212(プロフ) - リクエストありがとうございました。凄く楽しく読ませて頂きました!リクエストで吉村崇さんで胸キュンみたいなのが読みたいです。よろしくお願いします。 (2018年4月10日 19時) (レス) id: bfc812d370 (このIDを非表示/違反報告)
ちきち - 今回もありがとうございました!めっちゃよかったです!!幸せな気分になりました!次のリクエストもお願いしていいですか?昴生さんに嫉妬される話が見たいです。よろしくお願いします! (2018年4月1日 0時) (レス) id: 58e492c837 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - AIRIjinrさん» リクエスト承りました! (2018年3月31日 11時) (レス) id: 8263d84421 (このIDを非表示/違反報告)
AIRIjinr(プロフ) - リクエストです!!アインシュタインの河井で他の芸人さんと自分が仲良くしててそれに嫉妬するというのを読みたいです!楽しみにしてます! (2018年3月30日 23時) (レス) id: 153aa2f1cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユカリ | 作成日時:2018年3月21日 11時