【12歳。】あなたが好きだと言えたなら。

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side想楽



「ねぇカコ、今日本当に大丈夫だった？」

カ「実は緊張しちゃって、何話したかも
よく覚えてないんだよね…」

「付き合って初めての行事だったし、仕方ないよ」

カ「ありがとう…でも太陽くんに
つまらないとか思わせたくなくて」

「それぐらいで嫌いになったりしないって！」

カ「そうかな…」


もっと自信もってもいいと思うんだけどな〜。


カ「それで、皆見くんとデートできそう？」

「うん！あっちも同じこと考えてたみたい」

カ「そうなんだ。どこに行くの？」

「前から見たいって言ってた映画
見に行くんだ〜！」

カ「それ、見たいって言ってたもんね！
よかったね！」


これで明日過ごして帰るだけか〜。

意外とすぐ終わっちゃうんだな…。


「明日って、自由時間あったよね？」

カ「うん。ご飯の後にあるよ〜」

「2人きり、なれるかな…？」

カ「！頑張って！」


うわ〜緊張するな〜！


瑛「想楽、明日の自由時間一緒にいないか？」

「私も誘おうと思ってた！」

瑛「…そっか 笑」

「瑛太が笑うって珍しいね！」

瑛「そうか？」

「そうだよ！数回しか見たことないもん！」

瑛「…少し、浮かれてんのかもな」

「なにそれ、うれしい〜！」

瑛「よかったな」


幸せすぎて怖い…。


カ「なんか、想楽ちゃんたちって
私たちと全然違うね…」

「そんなことないって！」


でも、瑛太が私のこと考えてくれてるのは
嬉しいかな…。


早く週末にならないかな〜？

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