wish your smile2

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いただきます、と同時に唐揚げにかぶり付く2人。相変わらずの食べっぷりに、つい自分が食べることを忘れてしまう。本当にすごい。男の人ってこんなに食べるんだっけ。







「Aちゃん、花嫁修行しなくても大丈夫だって」麻也くんは相変わらず嬉しい言葉をくれる。



うっちーは独り言のように「まじでうまい」と何回も呟いてる。


ご飯が進むわ進むわ、2人ともたくさんおかわりしてくれた。炊飯器の中はもう空っぽ。多めに炊いておいて良かった。





「Aちゃん、ありがとね」
「こちらこそ、いつもありがとう」



2人のおかげで毎日楽しいよ。毎日、幸せだよ。


目の前に座って「ごちそうさまでした」と、手を合わせるうっちーを見て、またそれを実感する。

うん、幸せ。




「あれ、まさか？」
「なんだよ」
「うっちー片付けするの？」


うっちーが茶碗とお皿を持って立ち上がる。麻也くんは目を丸くした。


「皿洗いくらいできる」



「Aちゃん、見てよこの内田の成長。俺泣きそうだよ」
「うるせーわ」


「私も手伝う」
「いーから、座ってて」




麻也くん、うっちーが優しいよ。どうしよう、また好きになっちゃう、なんて。急遽の乙女。



「じゃあ麻也くんは紅茶でも入れて」
「相変わらずAちゃんは内田2号のままか」
「うっちー、麻也くん失礼なこと言ってる、内田2号って」
「いやそれAちゃんも失礼だからね」





うっちーとキッチン、



似合わないなぁ。


でも、やっぱり嬉しい。



うっちーが一生懸命お皿を洗う姿を黙って観察することにした。だって、動かないで、座ってて、って聞かないんだもん。


麻也くんはそんなうっちーを写真におさめて満足げ。ブログに載せるらしい。



あとで、麻也くんのブログ見てみようかな。

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