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触れた唇は溶けそうなほど熱くて、この上ない高揚感を与えてくれた。
目の前のローテーブルにビールの缶を置いて、ドサッと音をたててソファに寝転ぶ。あの時、Aは何を思っていたんだろう。哲也さんの所に向かうから嬉しいはずなのに、どうしてあんな悲しそうな、苦しそうな表情だった？
自分のことで精一杯でAの気持ちを考えてやる余裕がなかったけど、今思えば迷ってた？
もっと俺が強引に引き止めていれば、あのままいてくれた？
あの時が、岩ちゃんの言う求める時だったのかも。
OM｢...なんだよ、わかんねぇよ。｣
大きな独り言は、誰に聞かれるでもなく空気に溶けて消えていく。
そんな静寂を裂くように、ケツに入れっぱなしだったスマホが震える。
ポケットから引っ張りだして確認すれば、岩ちゃんからで。
岩ちゃん今何してますか?
OM｢もう家にいるよ、っと。｣
飲みの誘いかな？だとしたら今日は気分じゃないからごめんなって思っていたらすぐにきた返事に、俺は思わずスマホを落としそうになって。慌てて飛び起きる。
OM｢えっ、はっ？え、｣
岩ちゃん今Aがそっちに行きました
何度確認してもそう表示されている画面。
なんで？とか、どうして？ってメッセージを送っても全然既読にならない。なんでAが？それにどうしてそれを岩ちゃんから聞いてるの？
色んなことがぐっちゃぐちゃで、意味もなくその辺りをウロウロしてしまう。
暫くそうしてたら、部屋に響くインターホンの音。思わず固まって、そっと画面を覗けば、そこには会いたくて仕方なかった彼女の姿。
OM｢...ほんとだった、｣
震える手でオートロックを解除して、部屋のインターホンが鳴るまでまた落ち着きなくその辺を行ったり来たり。
これは神様が与えてくれたチャンスなのだろうか。...俺は本当に素直にAのことを求めてもいいんだろうか。答えが決まらないまま、Aの到着を知らせるインターホンが鳴った。
OM｢............、｣
本当はわかってた。扉を開けて、何とも言えないAの顔を見る前から。我慢なんてできるはずないって。
離せなくなることなんて。
君の中の孤独を照らす光になりたい。
俺の願いは、最初から一つだけ。
続く
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凛(プロフ) - Hiromiさん» こんばんは☆彡お待たせしてすみませんm(_ _)m亀更新ですが、また来てください(^^) (2017年3月23日 21時) (
レス) id: 130278c935 (このIDを非表示/違反報告)
Hiromi(プロフ) - こんにちは☆更新待ってました！ありがとうございます (2017年3月23日 10時) (レス) id: 85818202fb (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - わかりました！ (2016年11月26日 0時) (レス) id: 90b57cad57 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ひかるさん» 強制的にフラグがたってしまったので、リンクさせているとこちらのお話もフラグをたてなければいけなくなった為、一度リンクから外させてもらいました。ですので、ご覧になる際はお手数ですが、作者の作品を全表示からきていただけるとご覧頂けるかと思いますm(_ _)m (2016年11月25日 18時) (レス) id: 130278c935 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 太陽と向日葵は消したんですか？ (2016年11月25日 18時) (レス) id: 90b57cad57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2016年11月17日 21時
