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これ以上、Aちゃんの顔を見ていられなくて、誤魔化すように口付ける。拒まれなくてよかった、って思いながら切なくて、ちょっと苦しいキスを繰り返す。欲望を満たす為のキスじゃない、お互いを労わるようなキスは初めてだった。
でも、現実は待ってはくれない。
俺たちを引き離すかのように、Aちゃんのスマホがまた鳴り出す。中々止まらないってことは、電話か...。ほんと、哲也さんどっかで見てるんじゃない？ってぐらいタイミングいいわ、
｢...広臣、ごめんね。あたし行かなきゃ...｣
俺の肩を押して起き上がり、床に散らばった荷物を纏めるAちゃん。その背中にすがりつくような視線を向けるけど、こちらを向かない彼女と目線が交わることはなかった。
OM｢...どうしても、行くの？｣
｢......ごめんなさい、｣
そのごめんなさいは、何に対してのごめなさいなの？
一緒にいられないから？途中で帰るから？...俺の気持ちに答えられないから？
返ってくる返事が怖くて、その問いかけは喉に引っかかったまま。もう一度自分の中へ飲み込んだ。
その代わり、俺の口から自然と零れたのは心の中に秘めている本音。
OM｢......A、好き...｣
一度も振り返らずに部屋を出ていったAちゃん。きっと、俺の本音何てドアが閉まる音にかき消されて聞こえてねぇよな。
何でなんだよ、どうしてなんだよ。
こんなに苦しくて、振り回されて、辛い恋なのに、君じゃなきゃダメで。好きとか愛してるとか、そんな言葉じゃ言い表せないぐらい、Aちゃん中心なのに。
OM｢...うまくいかねぇなぁ、...｣
岩ちゃん、俺頑張るって言ったけどさ...心折れそうだよ。恋ってこんなに難しかったっけ？
頬を流れる涙を拭うこともせず、壁に背を預けてまだAちゃんの匂いが残る部屋で天井を仰いだ。
奪うことも、連れ去ることもできない臆病な俺を許して...。
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凛(プロフ) - Hiromiさん» こんばんは☆彡お待たせしてすみませんm(_ _)m亀更新ですが、また来てください(^^) (2017年3月23日 21時) (
レス) id: 130278c935 (このIDを非表示/違反報告)
Hiromi(プロフ) - こんにちは☆更新待ってました！ありがとうございます (2017年3月23日 10時) (レス) id: 85818202fb (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - わかりました！ (2016年11月26日 0時) (レス) id: 90b57cad57 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ひかるさん» 強制的にフラグがたってしまったので、リンクさせているとこちらのお話もフラグをたてなければいけなくなった為、一度リンクから外させてもらいました。ですので、ご覧になる際はお手数ですが、作者の作品を全表示からきていただけるとご覧頂けるかと思いますm(_ _)m (2016年11月25日 18時) (レス) id: 130278c935 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 太陽と向日葵は消したんですか？ (2016年11月25日 18時) (レス) id: 90b57cad57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2016年11月17日 21時
