君に興味なんてない 2 (ページ24)

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74(side T) ページ24

「①既読無視することできょもの気を引きたい」

「②きょもに興味がなくなったけど、仕方ないからメッセージにだけ目を通している。もしくはきょもより優先する人が出来て正直返信するのがめんどくさい」

「③きょものメッセージが返しづらい内容だからとりあえず無視してる」

「さぁ好きなのをお選び！選び放題！」

どーんと両手広げられても困るし。
なんなんそれ、どこぞの寿司屋の社長の真似かよ。

「えぇ…どれもやなんだけど」

「んなこと言うなよ」

「強いて言うなら、①であって欲しいけど」

「ふむふむなるほどね」

「なんだよ」

「きょもその人のこと好きなんだ〜？」

「は？何言ってんの？」

「あれ〜？名探偵慎太郎ズバリ当てたと思ったんだけどなぁ」

「名探偵慎太郎ポンコツだな」

「はぁ？！名探偵なめんなよ！！」

うるせぇポンコツ探偵は、吐き捨てるようにそういうとどこかへ消えていった。

相談しろっていうからしたのになんの解決もしてないじゃん、結局。
むしろなんか最後逆ギレされて終わってるし。

俺がAのこと好きとか頓珍漢なことまで言うし。
使い物になんねぇ。
まぁはじめから期待なんざしてないけども。

俺がAのこと好き？

いやいや、んなことあるわけないじゃん。

俺とAはいい友達で。
一緒にいて気を遣わなくて済むし、何より一緒にいて素の自分でいれる唯一の存在なだけだし。

そこに恋愛感情はない。はず。多分…そう、いや絶対そう。
ポンコツに惑わされるな俺。流されんな俺。

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