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もう考えんのやめよ。
バサリ、とデスクの上にコンビニで買ってきた昼めしを乱雑に置いて。
相変わらず続く2人の会話を適当に流しながら、買ってきたサンドウィッチを頬張っていたときだった。
「そっか、俺の勘違いかなぁ。なんかいいことあったのかなって。ほら、恋愛とかでいいことあったりするて女性は綺麗になるって言うし」
「はぁあ？！」
突然の阿部くんの発言に動揺したのは、俺だけじゃなかった。
Aが馬鹿でかい声をあげるもんだから、思わず睨むとAは申し訳なさそうな表情をこちらに向けた。
っていうか阿部くん何、爆弾ぶっこんでんの。
恋愛関係の話とか聞きたいけど、聞きたくないし。
でもやっぱ、気になる気持ちのほうが大きくて。Aがなんて答えるのか反応を伺う。
「ノーコメントで」
「ノーコメントって言うときは大抵何かしらやましいことがあるときだよ」
いや、ノーコメントってなんだよ。阿部くんの言う通り、なんか隠してんじゃん、お前。
問いただしたくなる気持ちをぐっと堪えて、押し込むようにサンドウィッチを飲み込む。
阿部くんはなんか楽しそうに笑ってるし。
その横で、Aはなんか隠してるのか慌ててるし。
またモヤモヤが一段とその姿を大きくする。
あぁもうなんなんだ、これ。
「阿部くんあんまいじめちゃダメだよ。こいつ、彼氏と別れたばっかなんだから」
そのモヤモヤを誤魔化すようにいつもの調子を装って、そんなことを言えばAに「おい、京本！」って睨まれた。こわ。
結局その話は、その話題に耐え切れなくなったAが離席したことで強制終了。
相変わらずモヤモヤは残ったまま。
買ってきたカフェオレを片手に、ふーっとため息を吐き出したら阿部くんと目があった。
「なぁんか、あるね。あれは」
「阿部くん、急にぶっこんでくるからびっくりするんだけど」
「で、どうすんの京本は」
「どうするもなにも」
「ふーん、じゃぁ横取りされるのを大人しく見てるんだ、京本は」
「…阿部くんって、意外と好戦的だよね？」
そう？なんて可愛らしく首を傾げるけど、それでも隠せないなんとも言えない怖さがあるよ、阿部くん。
怖いから言わないけど。
「でも、阿部くんありがとう」
「んーん、俺は別に？」
いつまでも悩んでたって仕方ない。
動かなきゃいけないよな、さすがに。
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さーや(プロフ) - Hano.さん» お返事遅くなってしまいました、すみません…本編最後までお付き合いいただきありがとうございました！！番外編も少しずつですが更新していくので楽しんでいただけると嬉しいです〜！ (2021年11月2日 21時) (
レス) @page16 id: 4b2ff4c864 (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - 何度もコメントごめんなさいですが、完結おめでとうございます！！いつも更新を楽しみにしてました！きょもほくの取り合い？みたいな所が個人的にお気に入りです^ - ^番外編も楽しみにしてますね！ (2021年10月25日 23時) (レス) @page13 id: c16f775043 (このIDを非表示/違反報告)
もえぎ(プロフ) - Hano.さん» はじめまして、コメントありがとうございます！お話楽しんでいただけているようで嬉しいです〜更新ゆっくりではありますが、読んでいただけると嬉しいです！ (2021年10月20日 21時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - はじめまして！いつももえぎさんの作品に癒されています！すとおたの友達いないのめっちゃわかります！！これからも更新楽しみにしてますね！！ (2021年10月20日 7時) (レス) @page2 id: 274f9384a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえぎ | 作成日時：2021年10月19日 17時
