水が好きだったの (ページ13)

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過去編ページ13

「よろしくね、桐嶋くん」

そう隣の席の男の子に言った

「…よろしく」

そういうなり、桐嶋くんは前を向いてしまった

私、友達できるかな…

入学して3日が経ち今更すぎるが隣の席の男の子に挨拶をする

桐嶋くんの態度で男の子と仲良くすることは不可能なのだろうかと私は少し不安になった

「あー！！お前！」

うるさいな、そう思いながら声の方を見ると、

案の定彼も私を見て指をさしている

「え、私、？え」

なんて戸惑っていると

「知り合いなの？」

と、桐嶋くんに言われた

「いや、全く。初対面」

本当に誰かわからないし、こっちに知り合いなんているわけない

誰だこの人は

人違い？？

なんて考えていると

「お前北川SC通ってただろ！」

といつの間に近づいてきていたうるさい人に言われた

「え、うん。でもなんで？あなたいなかったよね？」

驚きながらも彼の顔は見たことがない

不思議に思い聞くとSCは別だが通っていたとこが近所で

私の噂を聞いたことがあったらしい

そして大会で見かけていたらしい

私は全く記憶になかったけれど