◇ ＷＥＳＴの歌姫。４

◇． ページ8

桐山ｓｉｄｅ









神山｢…でも濱ちゃんだけを責めるのも、おかしいやんな｣



神山｢原因は俺らにもあると思うし…｣



｢｢……｣｣



小瀧｢それに今回、濱ちゃんがたまたまとは言え こうして聞いててくれたから良かったわけやし…｣









そうやねんな、。



神ちゃんの言う通り、
俺らの力不足のせいでもあって。





のんちゃんの言う通り、
今回の事でさらに危機感を持てた。









Aを守るための対策が出来る。









そう考えると濱ちゃんだけを責められへん…。









重岡｢…この事、俺らだけの秘密にしとこ｣



神山｢うん、それがええと思う｣



中間｢Aが知ったら、自分の事責めそうやしなぁ｣



濱田｢…本当に、｣



桐山｢もう謝らんでええ｣



藤井｢濱ちゃんの気持ち、俺らみんな分かるから｣



中間｢ただ最後にもう一回、きちんとAに謝って終わりや、な？｣



濱田｢…うん｣









事情が事情やし、
Aに話すわけにもいかん。




せやからAには誠意を込めて謝って終わりにして、
この事は俺らが抱えて生きていく。









ｰ ｶﾞﾁｬ



『ただいまぁ、』



濱田｢Aっ、…昨日はホンマにごめんっ！｣



『…何があったのかは知らへんけど…』



『お酒は程々にしときぃやっ？』



濱田｢！はいっ！｣



『ん、じゃあもうこの話おしまいっ』



『…あ、せや、さっきスタッフさんにプリン貰ってん…♪濱ちゃん食べよ？』



濱田｢食べるっ！｣



神山｢え〜、俺も食べたぁい！｣



小瀧｢俺も〜♪｣








俺らの知らんとこで
Aがそんな事しないでいいように、



Aを泣かせへんためにも、
俺らはもっと強くならなアカン。









昔誓った約束は
俺らがずっと一緒におるためのもんやから。









＊




中間｢A、男前やな…。笑｣



重岡｢淳太よりな。笑｣



藤井｢何倍もな。笑｣



中間｢おい｣









◇．約束

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