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次の日、
運良く井ノ原くんと仕事で一緒になった。
「昨日、弟と会ったよ！」
「おお！ どうだった？」
「すっごい好青年！ 礼儀正しくて、真面目で」
「さすがAちゃんの弟だね」
そんなふうに言われるとちょっと照れくさいけど、
何だか嬉しかった。
「でしょ？(笑)
でね、シュンちゃんって言うんだけど、彼の通ってる大学が、私が通ってたところとすぐ近くみたいで。
よく行くお店もほとんど一緒だった！」
「へぇ！ すごい偶然じゃない！」
「『あのお店のおじちゃん元気！？』とか、『水曜日は大盛りしてくれるよね』とか、共通の話題で盛り上がっちゃって」
数日前の不安がウソのように
時間の限り話が途切れることはなかった。
「そして衝撃の事実」
「なに？」
「なんと、V6のファンでした！ ファンクラブにも入ってくれてます！」
「ええ！マジで！」
期待通りのオーバーリアクション。
話しているこっちが嬉しくなるほどだ。
「超びっくりでしょ。しかも、私が母の娘だって知る前からだよ？ あれが病室じゃなければ私も叫んでたわ」
「わーすごいね」
「今度のライブに招待しようかと思ったけど、既に自力でチケット取ってくれてるらしいの」
「最高じゃん」
こんなに自分の事のように驚き、喜んでくれる人が
同じグループのメンバーで良かったなと思う。
「井ノ原くんありがとうね」
「え？」
「井ノ原くんにアドバイスしてもらったから、上手く話せたよ」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない〜」
そう言って笑う井ノ原くんの顔は、
彼が描くあのイラストにそっくりだった。
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ﾖ-ﾘﾝ(プロフ) - tataichihi0719さん» そのように言って頂き、とても嬉しいです！最後までお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年2月3日 0時) (
レス) id: 3d151d95ac (このIDを非表示/違反報告)
ﾖ-ﾘﾝ(プロフ) - わーいなんださん» 嬉しいコメントをありがとうございます。これからも楽しんで頂けるよう、頑張ります！ (2021年2月3日 0時) (レス) id: 3d151d95ac (このIDを非表示/違反報告)
tataichihi0719(プロフ) - 続きが待ち遠しいです！ (2021年2月3日 0時) (レス) id: d7d462c614 (このIDを非表示/違反報告)
わーいなんだ - 一作目、二作目とどちらも楽しく読ませてもらっています！ (2021年2月2日 15時) (レス) id: 3110676615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾖｰﾘﾝ | 作成日時：2021年1月26日 21時
