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過去編2 ページ8
十月三十日
「いいかげん邪魔なんだよ。とっとと消えて」
田中さんの手にはカッター
「キャァァァーッ！」
田中さんは自分の腕にカッターを刺した
皆、皆が来た
先生、
生徒、
バレー部、
クラスメイト
私は何もしていません
誰か気がついてください
普通、利き手側に刺さるはずのカッターが
右利きの私が刺したなら、左腕に刺さ
っているはずのカッターに
左利きの田中さんが防御したら左腕に刺さっているはずのカッターに
気がついてください
「お前、そんな奴だったのか」
私の大好きだった君に信じてもらえなかった
「だろ！」
「こいつ最低なやつだから」
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作者名：フィリア x他1人 | 作成日時：2019年2月10日 22時
