病弱紫耀ちゃん(８) (ページ7)

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07.腸閉塞ページ7

岸side

レッスン室を出て、紫耀を探していると、廊下に何かポタポタ…。

岸｢何だこれ？｣

ずっと続いてる…。

顔を近づけて、そのポタポタをじっくり見てみると…。

コレって…。

…紫耀!?

俺はトイレに急いだ。

トイレの近くの廊下を、壁に寄り掛かりながら、ゆっくり歩いてる紫耀を見つけた。

岸｢紫耀!!｣

紫耀に近寄ると、嘔吐物が腕を伝って、床にポタポタ垂れていた。

そう…俺がさっき気になって顔を近づけて見たのは、紫耀の嘔吐物…。

岸｢紫耀、大丈夫か!?もう少しでトイレだからな!?｣

廊下はあとで拭けばいいか…。

トイレに着き、２人で個室に入って、急いで紫耀をトイレの前に座らせ、吐かせた。

紫耀｢ゲボッ…おぇ…ゲボッ…ゲホッゲホッ…うっ…ゲボッ…ゲホッ…おぇ…。｣

紫耀は勢いよく吐き始めた。

凄い量…。

俺は背中をさする事しか出来なかった。

紫耀｢ゲホッゲホッ…うっ…おぇ…ゲボッ…うっ…。｣

ちょっと１回流した方がいいかもな…。

タイミングを見計らって…

岸｢紫耀、１回流すな…。｣

ジャー。

岸｢スッキリするまで吐いていいぞ。｣
紫耀｢…うっ…ゲホッゲホッ…ゲボッ…おぇ…。ゲホッゲホッ…おぇ…おぇ…。｣

紫耀が嘔吐き始めた。

もう出ないかな？

岸｢もう出ないか？｣
紫耀｢おぇ…ゲホッゲホッ…おぇ…。うっ…ゲボッ…。…おぇ…。｣

またちょっと出てきた…。

岸｢なかなかスッキリしないな…。キツイな…。｣
紫耀｢…ﾊｧﾊｧﾊｧ…うっ…。｣

紫耀…汗かいてる…。

病院、連れて行ったほうがいいのかな…？

神side

岸くんと紫耀、やっぱり何かあったのかな？

全然、戻ってこないし…。

神｢俺もトイレ行ってくるね。｣
廉｢おん。｣
海人｢うん。行ってらっしゃーい。｣

レッスン室を出て、トイレに向かっていると、廊下に何かポタポタ垂れたあとが…。

何だこれ？

変なの？

ってか、ずっと続いてるし…。

何かの目印？

あ、今流行りの謎解きか何か？

…。

…。

今気づいたんだけど、コレってトイレに続いてる感じかな？

トイレに着いて、トイレに入った。

岸くん達、どこに行ったんだろう？

ひとつ個室が閉まってはいたけど、別の人かもしれないしな…。

ってか、さっきのポタポタ…その個室に続いてたんだよね…。

早くトイレ済ませて、戻ろう…。

？｢落ち着いてきたか？｣

ん？

今のって…岸くんの声？

気のせい？

？｢…ゲホッゲホッ…。｣

え？

誰？