病弱紫耀ちゃん(８)

31.腸閉塞 ページ31

岸side

岸｢今更だけど、廉、お疲れ様。｣
廉｢おん。遅くなってごめんな。｣
岸｢いやいや。で、さっそくなんだけど、みんな、今度いつ休み？｣
神｢俺は明後日の水曜日かな。｣
海人｢俺は木曜日の午前中と金曜日の午後かな。｣
廉｢俺は金曜日と土曜日やな。｣
岸｢ってことは、木曜日の午後だけが問題か…。｣
神｢どうする？｣
岸｢ん〜…。｣
海人｢なるべく１人にならないようにしないとだよね…。｣
廉｢木曜日の16時頃からやったら、来れるかもしれんけど…。｣
岸｢マジで!?大丈夫!?｣
廉｢おん。仕事を早めに終わらすわ。｣
岸｢じゃぁ、俺が木曜日の昼頃だけ、仕事抜けてくるわ。｣
海人｢え？それ大丈夫なの？｣
岸｢大丈夫！俺に任せろ！命掛ける！｣

( 'ω'o[結果]o
月曜日→岸
火曜日→岸
水曜日→神
木曜日→AM海人・PM岸＆廉
金曜日→AM廉・PM廉＆海人
土曜日→岸
日曜日→全員

岸｢みんなで紫耀を支えていこうな？｣
３人｢うん！(おん！)｣

今日は月曜日だから、また明日、朝から病院に来ないとだな。

トントントン。

岸｢はい。｣
看護師｢検温と吐き気止めの点滴を持って来ました。｣
岸｢ありがとうございます。｣
廉｢紫耀？紫耀？｣
紫耀｢…ん？｣
廉｢熱測ろう？｣
紫耀｢…うん。｣
廉｢寝たままでええよ。｣

ピピピ…。

看護師｢37.6℃ですね。平野さん？吐き気止めの点滴を追加しますね。｣
紫耀｢…はぃ。｣
岸｢それ打ったら、吐かなくなりますか？｣
看護師｢そうですね…。完全に吐かなくなる訳ではないですけど、気持ち的には少し落ち着くかと思います。｣
岸｢そうですか…。｣
紫耀｢…帰りたい…。｣
岸｢帰りたいよな…。｣
海人｢元気になったら一緒に帰ろう？｣
紫耀｢…うん。｣

検温と点滴交換が終わって、看護師さんが病室から出て行った。

神｢あ、俺たちもそろそろ帰らないとだね。｣
廉｢あ、ホンマや。｣
海人｢岸くん？帰ろう？｣
岸｢…うん。…紫耀？俺たちがいる間に寝ろ？｣
紫耀｢…うん。｣

俺は紫耀の背中をポンポン叩いた。

あ…寝そう…。

岸｢大丈夫だから…みんないるからな…。｣
海人｢あ、寝たよ。｣
岸｢よし、じゃぁ帰るか…。｣

俺たちは静かに病室を出た。

神｢みんな、俺が送って行くよ。｣
岸｢え？いいの？｣
神｢うん。任せて！｣

みんなそれぞれ、神に送ってもらい、帰路についた。

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