病弱紫耀ちゃん(８)

04.腸閉塞 ページ4

紫耀side

いいお店を見つけて、そこに入ることに…。

岸｢紫耀、何食う？｣
紫耀｢う〜ん。何にしようかな…。｣

それぞれ好きな物を注文しながら、語り合った。

岸｢ふぅ〜…。もう腹いっぱい…。｣
紫耀｢そうだね…。｣
岸｢紫耀、全然食ってねぇじゃん？｣
紫耀｢そうかな？食べたよ？｣
岸｢何かあった？｣
紫耀｢いや…。何もないよ(笑)｣
岸｢ホントか？｣
紫耀｢…ホントだよ♡…そろそろ帰ろうか？｣
岸｢そうだな！｣

珍しく岸くんが奢ってくれて、俺は岸くんを家まで送っていった。

岸｢紫耀？ちょっと俺ん家来ない？｣
紫耀｢え？｣
岸｢いいから、いいから。｣
紫耀｢あ、うん。じゃぁ、駐車場に車入れるね。｣
岸｢おう。｣

車を駐車場に入れて、岸くんのお家に遊びに行った。

紫耀｢おじゃましまーす。｣
岸｢どうぞー！適当に座って。｣
紫耀｢うん。｣
岸｢はい、お茶。｣
紫耀｢ありがとう…。｣
岸｢なぁ、紫耀？｣
紫耀｢ん？｣
岸｢ホントは何かあったんじゃない？｣
紫耀｢え？何で？｣
岸｢何か様子が変だからさ？｣
紫耀｢そ、そうかな？｣
岸｢話してくれたら嬉しいけど…。｣
紫耀｢…。｣
岸｢…。｣
紫耀｢あのさ…俺…。｣
岸｢うん。｣
紫耀｢太っちゃったんだよね…。｣
岸｢え？｣
紫耀｢ほら？｣

岸くんにお腹を見せた。

紫耀｢ね？お腹が出てきちゃった…。｣
岸｢マジか!?｣
紫耀｢パンパンなんだよね…。｣
岸｢触っていいか？｣
紫耀｢うん。｣

岸くんに触らせてあげようと思って、少し動いたらまた痛みが走った。

紫耀｢いっ…。｣
岸｢…？腹…痛いの？｣
紫耀｢…たまに動いた時に痛くて…。｣
岸｢紫耀？｣
紫耀｢ん？｣
岸｢大きい方、最後にしたのいつ？｣
紫耀｢え？いつだろう？覚えてない…。｣

岸side

紫耀が太ったって言うから、腹を見せてもらって、触ったら、パンパンに張ってた。

念の為、トイレ事情を聞いたら、覚えてないって…。

岸｢紫耀、この腹の張り方って、便秘じゃねぇ？｣
紫耀｢便秘?!｣
岸｢最後にいつしたかも覚えてないんだろ？｣
紫耀｢…うん。｣
岸｢腹痛いなら、トイレ行ってこいよ？色々と気にしなくていいから…。｣
紫耀｢…うん。｣

とりあえず、紫耀をトイレに連れて行って、色々とやりながらトイレが終わるのを待った。

それにしても、ボール並みの腹の張り方だったな…。

大丈夫かな…。

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