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21.腸閉塞 ページ21

岸side

ある程度、紫耀が落ち着いたタイミングで、近くのビルのトイレに連れて行った。

普通のトイレだと狭いから、今回は多目的トイレを使う事にした。

紫耀をトイレに座らせて、気持ち大きめのタオルを膝にかけて、俺は紫耀の腹をひたすらさすった。

紫耀「…いっ…。」
岸「いきめたら、いきめよ?」
紫耀「…。」

朝、食べさせた牛乳とヨーグルトが効いてきたのかな?

少ししてから紫耀がいきみ始めた。

ちょっとでも出てくれたらいいけど…。

しばらくして、ちょっと出たような音がした。

それと同時に紫耀がいきむのをやめた。

岸「紫耀?ちょっと出たんじゃね?」
紫耀「…。…疲れた…。」
岸「疲れたよな?手洗いうがいして出るか?」
紫耀「…うん。」

やっぱり、ほんのちょっと出てた!

よかった!

急ぎめでタクシーに戻った。

岸「さっせん!待たせちゃって!」
運転手「全然、大丈夫ですよ!お連れ様の具合い大丈夫ですか?」
岸「あ、ちょっと落ち着きました!なっ?」
紫耀「…はい。すみません…。」
運転手「よかったです!じゃぁ、病院に向かいますね!」
岸「よろしくお願いします!」

しばらく走り、病院に到着。

運転手さんにお礼を言って、俺たちは病院の中に入った。

岸「俺、受け付けしてくるから、ここに座って待ってて?」
紫耀「…うん。」

受け付けをしてから、内科に向かった。

看護師「平野さんですね?検温をお願いしますね。」
岸「あ、はい。」

体温計を受け取り、紫耀に熱を測らせた。

ピピピ…。

岸「何℃だった?」
紫耀「37.7℃…。」
岸「朝とあんまり変わってないから、とりあえず安心かな…。体温計返してくるな。」
紫耀「…うん。ありがとう…。」

紫耀side

身体がダルい…。

少し横になってよう…。

岸side

体温計を返して、戻ろうと振り向いたら、紫耀が横になってるのが目に入った。

岸「ダルいか?」
紫耀「…うん。ちょっと…。」
岸「俺の上着、掛けといてやるな…。」
紫耀「…ありがとう…。」

昨日からずっと吐きっぱなしで、お腹も苦しくて…キツイよな…。

あ、寝ちゃった…。

まっ、呼ばれたら起こせばいいか…。

ピンロン♪

ん?

廉{お疲れさん。紫耀の体調はどんな感じなん?
岸{今、病院に来てて、診察待ち。紫耀は寝てるよ。
廉{そっか。何か分かったら連絡してな。
岸{わかった!!仕事、頑張ってね!!
廉{おん。

仕事の合間にLINEをくれた廉。

何ともないといいな…。

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hana0924(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年6月21日 18時) (レス) id: bd38aca82b (このIDを非表示/違反報告)
KC(プロフ) - hana0924さん» ありがとうございます!ぼちぼち作っていきますね(o^^o) (2020年6月21日 17時) (レス) id: b2342da90f (このIDを非表示/違反報告)
hana0924(プロフ) - 続き待ってます! (2020年6月21日 0時) (レス) id: bd38aca82b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KC | 作成日時:2020年6月17日 15時

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