病弱紫耀ちゃん(８) (ページ15)

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15.腸閉塞ページ15

岸side

岸｢じゃぁ、入ってくるなー。｣
神｢おう。行ってらっしゃい。｣
海人｢行ってらっしゃーい！｣
岸｢よし。紫耀、風呂行くぞ。｣
紫耀｢…うん。｣

紫耀を脱衣場に連れて行き、服を脱がせた。

まだ全然腹張ってるなぁ…。

紫耀｢…げふっ。｣
岸｢紫耀、大丈夫か？｣
紫耀｢…うん。…大丈夫。｣
岸｢なるべく早く上がろうな？｣
紫耀｢…うん。｣

俺も服を脱ぎ、紫耀と一緒に風呂に入った。

神side

海人｢紫耀、大丈夫かな？｣
神｢ん～…今日１日で結構吐いてるんもんな。｣
海人｢心配だね…。｣
神｢…うん。｣

明日は俺も海人も朝から個々の仕事が入ってて、廉は今日の夜から地方入り。

岸くんと紫耀は、明日明後日の２日間休み。

まぁ、この２日間で良くなってくれたらいいけど…。

岸side

風呂から上がって、歯磨きをしながら髪を乾かして、洗濯機を回して、２人でリビングに戻った。

海人｢あ、おかえりー！｣
岸｢海人も神もありがとな。｣
神｢ううん。サッパリした？｣
岸｢おう。｣
神｢よかった。｣
海人｢はい！２人とも水分補給しよ？｣

海人がお茶を持ってきてくれた。

岸｢…ｺﾞｸｺﾞｸ…。｣
紫耀｢…ｺﾞｸｺﾞｸ…。｣

水分補給を終え、紫耀を少しソファーで休ませた。

神｢岸くん、俺たち、そろそろ帰るね。｣
岸｢おう。今日はありがとな。｣
海人｢紫耀、またね！早く元気になってね！｣
紫耀｢…うん。…ありがとう…。｣
神｢紫耀、ムリすんなよ？｣
紫耀｢…うん。…ありがとう…。｣

神たちを玄関まで見送った。

岸｢明日、病院に連れて行くわ。腹がキツそうだから…。｣
神｢うん。わかった。｣
海人｢紫耀のこと、お願いね。｣
岸｢おう。｣
神｢じゃぁ、おやすみ！｣
海人｢おやすみ！｣
岸｢気をつけてな！おやすみー！｣

リビングに戻ると、紫耀が横になっていた。

岸｢22時00分前か…。｣

そろそろ、紫耀を寝室に連れて行くかな…。

あ、その前にアイスノンとか色々と準備しよう。

洗面器とアイスノンとタオルと飲み物と体温計と冷えピタだけで大丈夫かな…。

よし、連れて行くか。

岸｢紫耀？紫耀？｣
紫耀｢…ん？｣
岸｢寝室で寝るぞ？｣
紫耀｢…ん～…。…げふっ。｣
岸｢紫耀？吐きそうなの我慢してる？｣
紫耀｢…。｣
岸｢袋、持ってきてやるよ。ちょっと待っとけよ？｣
紫耀｢…。｣

もしかして、ずっと我慢してたのかな？