12.腸閉塞 ページ12
岸side
岸「落ち着いたら、手と足を洗いに行こうな?」
紫耀「…気持ち悪い…。」
岸「…だよな。」
見た感じ、少し落ち着いてきたかな?
岸「紫耀、風呂場で手と足を洗おう?」
紫耀「…コクリ。」
その時、誰からか電話が掛かってきた…。
でも、今出れる状況じゃないから、あとで掛け直そう。
紫耀の手足を簡単にタオルで拭き、風呂場に連れて行った。
シャワーで洗い流してる時に…
紫耀「…吐きそう…。」
岸「マジか…ちょっと待てよ…。」
俺は急いで排水溝のフタを開け、そこに吐かせた。
紫耀「ゲホッゲホッ…うっ…ゲボッゲボッ…げぇ…げぇ…ゲホッゲホッ…げぇぇ…ゲホッゲホッ…。」
何かいつもの吐き方と違うけど…大丈夫か…。
とりあえず、吐けてはいるから大丈夫かな?
シャワーで優しく排水溝周りを流しながら、吐き終わるのを待った。
紫耀「ハァハァハァ…もう…出ない…。」
岸「大丈夫か?」
紫耀「…コクリ。」
口もゆすいで、リビングに戻り、ダイニングテーブルの方に座らせた。
ソファー周りの掃除がまだだったから…。
紫耀に水分補給用の水と袋とタオルを渡して、俺は掃除を始めた。
あ、そういえば、さっきの電話…。
着歴を見ると…
神…神…海人…。
LINEもきてる…。
神{今から海人連れて行くね。
20分前か…。
え?もうそろそろ来るじゃん。
急いで掃除しよう…。
使えなくなったモノをゴミ袋に入れて、熱めのタオルで拭いて…。
ピンポーン…。
ピンポーン…。
来た…。
岸「はーい…。」
ガチャ。
神「ごめん…。急に来て。電話、繋がらなかったけど、何かあった?」
岸「あぁ、こっちこそ悪ぃ。ちょうど紫耀が戻しちゃってる時で…。とりあえず、入れよ…。」
神「あ、うん。おじゃまします。」
海人「おじゃましまーす。」
神side
リビングに行くと掃除の途中だったみたいで…。
岸「ダイニングテーブルの方に座って?」
神「うん。」
ダイニングテーブルの方に紫耀がうなだれるように寝ていた。
海人「紫耀?大丈夫?」
紫耀「Zzz…。」
海人「紫耀、寝ちゃってるよ?」
岸「海人、この毛布、掛けてやって。」
海人「あ、うん。」
神「海人、紫耀のそばにいてあげて。」
海人「うん。」
俺はソファー周りの掃除を手伝うことにした。
紫耀…間に合わなかったんだな…。
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hana0924(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年6月21日 18時) (レス) id: bd38aca82b (このIDを非表示/違反報告)
KC(プロフ) - hana0924さん» ありがとうございます!ぼちぼち作っていきますね(o^^o) (2020年6月21日 17時) (レス) id: b2342da90f (このIDを非表示/違反報告)
hana0924(プロフ) - 続き待ってます! (2020年6月21日 0時) (レス) id: bd38aca82b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KC | 作成日時:2020年6月17日 15時