病弱紫耀ちゃん(８) (ページ11)

今日:21 hit、昨日:14 hit、合計:119,917 hit

11.腸閉塞ページ11

岸side

とりあえず、紫耀をソファーに寝かせた。

ラクな服装に着替えさせるかな…。

俺はクローゼットにＴシャツと短パンを取りに行った。

病院に連れて行ってやりたいけど…、今日、日曜日なんだよな…。

明日、朝イチで連れ行くか…。

Ｔシャツと短パンを持って、リビングに戻り、紫耀を着替えさせた。

岸｢紫耀、ちょっと熱測ろうか？｣
紫耀｢…うん。｣

ピピピ…。

岸｢37.7℃か…。やっぱり少し熱あるな…。｣
紫耀｢…寝たい…。｣
岸｢水分補給してから、寝ような…。｣
紫耀｢…うん。｣

目が離せそうにないから、とりあえず水分補給をさせて、ソファーで寝かせることにした。

アイスノンと冷えピタをして、毛布を掛けて…。

岸｢トイレに行きたくなったら呼べよ？連れて行くから。｣
紫耀｢…うん。…ありがとう…。｣

少ししてから、紫耀は寝に入った。

14時30分か…。

俺も少し寝るかな…。

…。

ふと目が覚めた。

時計を見たら…16時15分…。

紫耀を見たら、寝れてるみたい…。

落ち着いてきたかな？

紫耀の夜ご飯どうするかな…。

お粥でいいか…。

ふと紫耀に目をやると、ﾓｿﾞﾓｿﾞ動いてる…。

岸｢紫耀、どうした？｣
紫耀｢…トイレ…。｣
岸｢よし、じゃぁ、行こうか？｣
紫耀｢…うん。｣

紫耀をトイレに座らせて、ドアを閉めた。

すぐ流す音が聞こえてきた。

ジャー。

紫耀｢…岸くん、終わった…。｣
岸｢開けるぞ？｣
紫耀｢…うん。｣
岸｢ちょっとでも出たか？｣
紫耀｢出てない…。｣
岸｢痛みは？｣
紫耀｢今は大丈夫…。｣
岸｢そっか…。｣

手を洗わせて、ソファーに座らせた。

とりあえず、水分補給をさせて、もう１回横にさせた。

岸｢寝れそうだったら、寝ろよ？｣
紫耀｢…うん。｣

紫耀から離れ、荷物を片付けていたら、すぐ紫耀が身体を起こした。

紫耀side

もう１回寝ようとしたら、ゲップと一緒に一気に上がってきちゃった…。

岸くん、ごめんなさい…。

岸side

岸｢ん？紫耀、どうした？｣
紫耀｢…げふっ。ゲボッゲボッ…ゲホッゲホッ…。｣
岸｢マジか!?大丈夫か!?今、タオル持ってくるからな!!｣

駆け寄った瞬間にまさかの嘔吐…。

俺は急いでタオルを取りに行った。

大量のタオルを持って、リビングに戻り、紫耀を介抱した。

岸｢大丈夫か!?全部、タオルに出していいぞ!?｣
紫耀｢おぇ…ゲホッゲホッ…。｣

ほとんど水分か…。
ちょっと色々と混ざってはいるけど…。

まだ、出そうかな…？