病弱紫耀ちゃん(４)

(10)感染性胃腸炎 ページ10

紫耀side

紫耀｢うぅ〜ん…。よく寝た!!｣

08時20分か…。

紫耀｢ん？廉からLINEが入ってる…。｣

廉{嘔吐が止まらん。紫耀大丈夫か？
紫耀{元気だよ。大丈夫？
廉{今から病院行ってくるわ。
紫耀{１人で大丈夫？
廉{おん。仕事頑張れよ。
紫耀{何かあったら、連絡してね！
廉{おん。

廉、大丈夫かな…？

もしかして、海人の胃腸炎うつっちゃったかな？

色々と考えながら仕事に行く準備をして、09時30分に家を出た。

迎えの車に乗り込み、撮影スタジオに向かった。

しばらくして、撮影スタジオに到着。

控え室には既に岸くんがいた。

岸｢あ、おはよ!!海人、良くなったか？｣
紫耀｢おはよ!!うん、だいぶ良くなったよ!!｣
岸｢よかった〜。｣
紫耀｢でもね、今度は廉が具合い悪いみたいなんだよね…。｣
岸｢え？まじ！？｣
紫耀｢嘔吐が止まらないから、朝から病院に行ってくるって…。｣
岸｢それ、うつったんじゃない？｣
紫耀｢そうなのかな？でも、俺は元気なんだよね。｣
岸｢いや、紫耀も気をつけてた方がいいぞ…。｣
紫耀｢ん〜。とりあえず、撮影終わったら、廉のところ行ってくるね。｣
岸｢俺も行こうか？午後からオフだし。｣
紫耀｢じゃぁ、２人で行く？｣
岸｢…おう。｣

そんな会話をしながら、メイクして、撮影の衣装に着替えて、スタジオに向かった。

撮影も終盤に差し掛かった時、何か変な違和感を感じた…。

何か、胃もたれみたいな…モヤモヤ感…。

まっ、気のせいか…。

12時40分頃、撮影が終わった。

廉に連絡したら、もう病院から帰ってきて、やっぱり胃腸炎だったみたい。

これから行くことを伝えて、俺と岸くんは廉の家に向かった。

途中、ドラッグストアとスーパーに寄って、買い出しをして、タクシーに乗って、急いで廉の家へ。

ん〜。やっぱり変だな…。

ずっとモヤモヤしてる…。

でも、凄く気分が悪いとかじゃないから、今は全然大丈夫なんだけどね。

岸｢廉、大丈夫かな？｣
紫耀｢昨日のお昼までは元気だったんだけどね…。｣
岸｢やっぱり、胃腸炎の感染力って凄いな…。｣
紫耀｢だね。怖いね。｣

そうこう話してるうちに、廉の家の近くに着いた。

タクシーを降りて、少し歩いて、廉の家に到着。

ピンポーン。

ピンポーン。

岸｢あれ？｣
紫耀｢寝てるのかな？｣

ピンポーン。

ガチャ

やっと、ドアが開いた。

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