病弱紫耀ちゃん(４)

(８)感染性胃腸炎 ページ8

廉side

しばらくて紫耀が帰ってきた。

紫耀｢買ってきたよ。｣
廉｢おん。サンキュー。｣
紫耀｢もう少ししたら点滴終わるね。｣
廉｢おん。…あ。｣

海人の目から涙が…。

廉｢早く家に帰ろうな…。｣

点滴も終わり、看護師さんに点滴を外してもらった。

看護師｢はい。点滴終わりましたよ。お大事になさって下さいね。｣
廉・紫耀｢ありがとうございました。｣

紫耀｢俺が海人をおぶるよ。｣
廉｢おん。｣

寝ていた海人を起こして、紫耀の背中に乗せた。

駐車場に着いて、海人を後部座席に乗せて、俺らは家に帰った。

とりあえず、海人をベッドに寝かせた。

廉｢落ち着いてるみたいやな。｣
紫耀｢うん。…廉、今のうちにシャワー浴びてきたら？明日…ってか、今日、昼から仕事でしょ？｣
廉｢おん。じゃぁ、先にシャワー浴びてくるわ。｣
紫耀｢うん。｣

紫耀side

01時30分か…。

俺は海人の手を握りながら、少し寝た。

廉｢紫耀？紫耀？｣
紫耀｢ん？あ、ごめん。寝ちゃってた。｣
廉｢次、シャワーええで。｣
紫耀｢うん。浴びてくるね。｣

廉side

紫耀の疲労も限界だよな…。

えっと、布団はどこや…。

あった。あった。

１組しか無いから、２人で寝ないとか…。

まぁ、たまにはええか。

長い付き合いやし。

紫耀もシャワーを浴び終わり、寝室に来た。

廉｢ちょっと、アイスノンと冷えピタと袋とタオルと水、取ってくるわ。｣
紫耀｢うん。｣

海人にアイスノンをしてあげて、冷えピタを貼って、俺らは仲良く１組の布団に２人で寝た。

海人は夜中に１回、嘔吐したけど、袋に間に合ったから、良かったわ。

09時30分過ぎに目が覚めた。

海人と紫耀はまだ寝てるわ。

静かに寝室を出て、朝飯を作った。

海人にはうどん。俺と紫耀はパン。

海人に朝の薬を飲ませないとアカンから、海人を起こしに寝室に行った。

廉｢海人？海人？｣
海人｢…ぅぅん。｣
廉｢気分どうや？｣
海人｢…大丈夫みたい。｣
廉｢先に熱測ろうか？｣
海人｢…うん。｣

ピピピ…

廉｢37.2℃…。まぁまぁやな。飯食って、薬飲も？｣
海人｢…うん。｣

海人と一緒にリビングに行き、うどんを食べさせた。

廉｢はい。薬。無理して全部食べんでええで。｣
海人｢うん。ごちそうさま。｣

海人に薬を飲ませて、俺は紫耀を起こしに行った。

廉｢紫耀？紫耀？｣
紫耀｢ん〜？｣
廉｢そろそろ起きひん？もう10時30分過ぎやで。｣
紫耀｢はぁ〜い。｣

２人で寝室を出て、リビングに向かった。

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