病弱紫耀ちゃん(４)

(４)感染性胃腸炎 ページ4

廉side

とりあえず、海人をベッドに寝かせて、俺は体温計を探しに行った。

あ、あった。あった。

寝室に戻って、海人の熱を測った。

海人｢……廉？｣
廉｢大丈夫か？いきなり倒れて来たから、ビックリしたわ。｣
海人｢…ごめん。｣
廉｢とりあえず、熱測ろうな。｣
海人｢…うん。｣

ピピピ…

廉｢…37.8℃か。｣
海人｢…廉。｣
廉｢ん？どないした？｣
海人｢お腹…痛い…。｣
廉｢トイレ行くか？｣
海人｢…うん。｣

海人がお腹痛いって言うから、トイレに連れてって、またベッドに連れて戻ってきた。

その後、玄関に置きっ放しの荷物をリビングに持って行って、アイスノンと冷えピタを持って、また寝室に向かった。

廉｢ほら、アイスノンと冷えピタ持ってきたで。｣
海人｢ありがとう。｣
廉｢おん。｣

ﾋﾟﾝﾛﾝ...♪*ﾟ

廉｢ん？紫耀からや。｣
海人｢紫耀？｣
廉｢打ち合わせが終わったら、心配だから、泊まりに来ていいか？って。｣
海人｢…いいよ。｣
廉｢じゃぁ、そう返信するで。｣
海人｢…うん。｣
廉｢海人、少し寝ぇ？｣
海人｢…うん。｣

海人が寝付くまで、そばにいて、俺は静かに寝室を出た。

廉｢17時20分か…。｣

しばらくて…

ﾋﾟﾝﾛﾝ...♪*ﾟ

紫耀{打ち合わせ終わったよー!!
廉{お疲れさん。何時頃来るん？
紫耀{今から帰ってから行くから、19時30分くらいかな？
廉{わかった。
紫耀{何か買ってくるのある？
廉{海人用のうどんと、俺たちの飯。
紫耀{わかったー!!じゃぁ、買ってから行くね!!
廉{よろしく頼むわ。
紫耀{はーい!!

１回、海人の様子を見に行くか…。

ポカリを持って、俺は寝室に向かった。

海人｢Zzz…。｣
廉｢一応、寝れてるみたいやな。｣

寝れてるのを確認して、寝室を出た。

テレビを見ながら時間を潰してたら、あっという間に19時00分を回っていた。

もう１回、海人の様子を見に寝室に向かった。

海人｢ぅぅ…。｣
廉｢海人？｣

凄い汗…。

廉｢海人、１回着替えへん？汗が凄いわ。｣
海人｢…ぅぅ。｣
廉｢新しいシャツ持ってくるわ。｣

俺はクローゼットの中から、新しいシャツを出した。

廉｢海人、起きれるか？｣
海人｢…ぅぅ。｣

海人の上体を起こし、新しいシャツに着替えさせた。

廉｢新しいシャツになったから、気持ちええやろ？｣
海人｢…ｺｸﾘ。｣
廉｢海人、１回水分補給せん？｣
海人｢…ｺｸﾘ。｣

海人にポカリを飲ませ、また熱を測った。

海人の身体、熱いわ…。

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