病弱紫耀ちゃん(４)

(22)感染性胃腸炎 ページ22

岸side

廉がシャワーを浴びに行き、紫耀も浴びたい！って言うから、とりあえず、熱を測った。

ピピピ…

岸｢37.2℃…微妙だな…。｣
紫耀｢ダメ？｣
岸｢う〜ん。｣
紫耀｢ダメ？(ｳﾙｳﾙ)｣
岸｢短時間で終わりにするんだぞ？｣
紫耀｢はい！｣
岸｢じゃぁ、廉が浴び終わったら、浴びてこいよ。｣
紫耀｢うん！｣

しばらくして、廉がリビングに戻ってきた。

紫耀｢行ってきまーす!!｣
廉｢え？どこに行くん？｣
紫耀｢え？シャワーだよ？岸くんから許可もらったから♡｣
岸｢いいな？短時間だぞ!?｣
紫耀｢は〜い！｣

紫耀は、ルンルン♬*ﾟしながら、シャワーを浴びに行った。

廉｢凄く、ルンルン♬*ﾟやったな…(笑)まぁ、久しぶりに紫耀の可愛い笑顔が見れたわ(笑)｣
岸｢だいぶ、顔色も良くなったしね！｣
廉｢やっぱり、胃腸炎は苦しいな…。｣
岸｢最初はどうなる事かと思ったよ…。｣

廉と色々と話してたら、紫耀がリビングに戻ってきた。

紫耀｢サッパリしたー♡｣
岸｢よかったな！｣
廉｢水分補給しろよ？｣
紫耀｢うん♡｣

そのあと、キッチンを片付け、洗濯もして、俺もシャワーを浴びた。

22時過ぎか…。

岸｢そろそろ、２人とも寝ろよ？まだ本調子じゃないんだから。｣
廉｢おん。｣
岸｢紫耀、気分は大丈夫か？｣
紫耀｢うん！大丈夫！｣
岸｢じゃぁ、今日はもう解散！｣
廉｢おん。じゃぁ、寝るわな。｣
岸｢おやすみ。｣
紫耀｢おやすみ〜！｣
廉｢おん。じゃ〜なぁ〜。｣

廉は寝室に向かった。

岸｢はい。次は紫耀の番ですよ〜。｣
紫耀｢は〜い。｣
岸｢一応、タオル置いとくから。｣
紫耀｢うん。｣
岸｢袋はどうする？｣
紫耀｢う〜ん。大丈夫かな。｣
岸｢そっか。気分悪くなったら、すぐ呼べよ？｣
紫耀｢うん。岸くんは寝ないの？｣
岸｢俺はちょっと、明日の仕事の資料に目を通そうかな…って、思って。｣
紫耀｢…寝れない。｣
岸｢え？｣
紫耀｢…寝・れ・な・い。｣
岸｢何で？｣
紫耀｢……。｣

こりゃぁ、この数日で甘えん坊になったな。

岸｢紫耀が寝るまで、ここにいてやるよ。だから、寝ろ？｣
紫耀｢うん。｣

部屋を薄暗くして、紫耀が寝に入るのを待った。

しばらくして、寝息が聞こえてきた。

岸｢よし。寝たかな？｣
紫耀｢Zzz…。｣

俺は静かに部屋を出た。

ついでに廉の様子も見に行くと、ちゃんと寝てて安心した。

その後、仕事で使う資料に目を通して、俺も寝ることにした。

リビングの電気を消して、紫耀が寝る部屋に入った。

(23)感染性胃腸炎→←(21)感染性胃腸炎

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す