病弱紫耀ちゃん(４)

(21)感染性胃腸炎 ページ21

岸side

岸｢ん？紫耀、どうした？｣
紫耀｢お腹空いた…。｣
岸｢そっか…。でも、飯食って、また吐いたらアレだしな…。｣

俺は冷蔵庫の中になにかないか探した。

岸｢ゼリー食べるか？｣
紫耀｢うん!!｣
岸｢無理して全部食うなよ？｣
紫耀｢わかった。｣

余程、腹が減ってたのか、ゼリー完食。

岸｢全部、食ったのか?!｣
紫耀｢うん。｣
岸｢まぁ、ずっと吐きっぱなしだったもんな。｣
紫耀｢もう、大丈夫だよ!!｣
岸｢まだ、気を抜くなよ。とりあえず、今はゼリー食べたばかりだから、ソファーで座っときな。｣
紫耀｢うん!!｣

まぁ、顔色は良くなってきたかな…。

紫耀｢こんなに廉の家にいるの初めて♡｣
岸｢俺も(笑)しかも、こんなに自由にやってるのも(笑)｣

今日の紫耀は、時折、笑顔を見せてくれる。

岸｢紫耀、俺、明日11時頃には仕事に行くから。｣
紫耀｢わかった。｣

しばらくソファーで話をした。

岸｢夕飯まで、少し横になっときな。｣
紫耀｢うん。｣

紫耀は再び、布団に戻った。

岸｢一応、タオルと袋、置いとくな。｣
紫耀｢ありがとう。｣

俺はリビングに戻った。

夜ご飯の下ごしらえをして、夕方のニュースを見た。

そろそろ廉を起こすかな…。

夜、寝れなくなっちゃうから。

寝室に行き、廉を起こした。

岸｢廉？廉？｣
廉｢…ん〜ん。｣
岸｢そろそろ起きて？｣
廉｢…わかった…。｣

廉とリビングに行き、廉をソファーに座らせた。

廉｢紫耀、ずっと寝とんの？｣
岸｢いや、さっき起きてきたよ。お腹空いたって言って。｣
廉｢食欲出てきたん？｣
岸｢ん〜。まだ、微妙かな？ゼリーは完食したけど…。吐かなければ大丈夫だと思う…。｣
廉｢俺と海人より重症やな…。｣
岸｢とりあえず、吐かないことを願う。｣
廉｢やな。｣

廉のリクエストのチャーハンを準備して、18時30分過ぎに２人で食べた。

食べ終わった頃に、紫耀を起こした。

岸｢紫耀？紫耀？｣
紫耀｢ん？｣
岸｢気分どうた？｣
紫耀｢大丈夫…。｣
岸｢お粥食べるか？｣
紫耀｢うん。食べる。｣
岸｢よし！じゃぁ、準備してやるな。｣

紫耀をリビングに連れて行き、少量のお粥を食べさせた。

廉｢紫耀、大丈夫か？｣
紫耀｢うん！廉は？｣
廉｢おん！俺はもう元気や！｣
紫耀｢良かった♡｣
岸｢廉、今のうちにシャワー浴びてきたら？｣
廉｢おん！浴びてくるわ！｣
紫耀｢俺もシャワー浴びたい。｣
岸｢紫耀は熱測ってからな。｣
紫耀｢ぶー。｣

拗ねた紫耀も可愛い(笑)

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