病弱紫耀ちゃん(４)

(14)感染性胃腸炎 ページ14

岸side

洗面所に着いて、紫耀にうがいをさせてたら…

紫耀｢ゲボッ…うっ…ゲホゲホ…。｣
岸｢おぉお…。｣

さっき、吐ききれてなかったのか、少量だけど、また吐いた…。

とりあえず、手洗いも済ませて、ソファーにまた寝かせた。

こりやぁ、病院だな…。

19時00分前か…。

夜ご飯の準備して、とりあえず、廉に食わせるか。

紫耀はちょっと…様子見だな…。

ピンポーン。

あ、神が来た。

ガチャ

神｢遅くなってごめん。｣
岸｢いやいや。疲れてる所、悪いな…。ってか、そのまま来たの？｣
神｢うん。｣
岸｢とりあえず、中に入って。｣
神｢うん。お邪魔しまーす。｣

お風呂場で足を洗って、リビングへ。

神｢紫耀、大丈夫か？｣
岸｢さっき、吐いたばかりなんだけど、１回目が凄い量で、ビックリしたわ。｣
神｢ヤバいね。…で、廉は？｣
岸｢廉は、ちょっとずつ、落ち着いてはきてる感じ…。熱が少しだけあるけど…。｣
神｢ちょっと、廉を見てくるね。｣
岸｢おう。あ、神、これ、廉の飯。頼んでいいか？｣
神｢うん。｣
岸｢あ、これ、薬。｣
神｢じゃぁ、行ってくるね。｣

神が廉の様子を見に行ってる間に、俺たちの分を作るかな…。

神side

神｢廉？廉？｣
廉｢…ん？…神？｣
神｢具合いどう？｣
廉｢だいぶ、落ち着いてきた…。｣
神｢よかった。はい、これ、うどん。｣
廉｢ありがとな…。｣
神｢食べれるだけ食べな。｣
廉｢おん。｣

半分だけ食べて、薬を飲ませた。

神｢俺も今日泊まるね。２人とも心配だから。｣
廉｢悪いな。あ、リビングの隣の部屋に、客布団入ってるから、使ってええで。あと、洗濯機も…。｣
神｢ありがとっ。｣
廉｢神、明日、仕事は？｣
神｢明日は午後からね…。｣
廉｢疲れてるのに悪いな…。｣
神｢気にしない、気にしない。｣

お腹が落ち着いた頃に、廉を横にならせて、俺は寝室を出て、リビングに向かった。

神｢食べせてきたよ。あと、薬も飲ませてきた。｣
岸｢サンキュー。｣
神｢紫耀、顔色悪いね…。｣
岸｢うん…。神、俺さ、１回家に帰って、泊まりの準備してくる。｣
神｢わかった。｣
岸｢じゃぁ、行ってくるな！あ、チャーハン、そこに置いてあるから、食べてな！？行ってきまーす。｣
神｢ありがとう。行ってらっしゃーい。｣

廉と紫耀が寝てる間に、食べちゃお。

今、20時ちょい過ぎか…。

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