病弱紫耀ちゃん(４)

(２)感染性胃腸炎 ページ2

廉side

あ、出た!!

海人｢……。｣
廉｢海人？どうしたん？｣
海人｢……。｣
廉｢海人？聞いとる？｣
海人｢…廉…。｣
廉｢何かあったん？レッスンにも来んし。｣
海人｢…ごめん。｣
廉｢今、どこにおるん？｣
海人｢…家。｣
廉｢家？何でまだ家におるん？｣
海人｢…ちょっと具合悪くて。｣
廉｢どうあるん？｣
海人｢…昨日の夜から、ずっと吐いてて…。お腹痛くて…。｣
廉｢熱は？｣
海人｢…あるみたい。｣
廉｢みたい。って…。｣
海人｢…ごめん。切るね…。｣
廉｢ちょっ…。｣

一方的に切られた…。

神｢海人、具合悪いの？｣
廉｢昨日の夜からずっと吐いてんねんて。腹も痛いらしい。｣
岸｢それ、ヤバくない？｣
廉｢なぁ、紫耀？昨日、海人、具合悪そうな感じあったん？｣
紫耀｢全然。普通にドライブ行って、２人で牡蠣祭りに行って、温泉行って、帰ったよ？｣
神｢原因、それだね。｣
紫耀｢え？ドライブ！？車酔い？！｣
神｢いや、普通に考えて違うでしょ？｣
紫耀｢ま、まさか…温泉！？｣
廉｢ちゃうわ!!牡蠣や!!牡蠣!!｣
紫耀｢牡蠣？｣
廉｢おん。｣
紫耀｢でも、俺も食べたよ。牡蠣。｣
神｢たまたま、海人にあたったんだよ。｣
廉｢俺、レッスン終わったら、海人んち行ってくるわ。｣
神｢俺も行きたいけど、レッスンの後、地方に前乗りなんだよね。｣
岸｢俺、雑誌取材が１本入ってる。｣
紫耀｢俺、打ち合わせ…。｣
廉｢とりあえず、俺１人で行ってくるわ。｣
岸｢頼むな。｣
神｢お願いね。｣
紫耀｢…俺も行きたかったな…。｣
神｢とりあえず、今日は廉に任せよう？｣
紫耀｢うん。｣

みんな、昼飯食って、午後のレッスンが始まった。

16時頃には終わるから、何か必要な物を買ってから、海人んち行くか…。

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