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神side
岸くんの泣き声、ここまで聞こえてきてる…。
前方のお客さんも、ちょっとザワザワ…。
紫耀side
泣き止む気配がない岸くん。
紫耀｢よしよし。具合悪いね。｣
岸｢うぇぇーーーん!!｣
マネージャーさんに、廉が買って来てくれた、氷のアイスも持って来てもらって、一か八か、岸くんの口の中へ。
岸｢…。｣
泣き止んだ！
紫耀｢冷たくて美味しいでしょ？｣
岸｢ﾓｸﾞﾓｸﾞ…ﾓｸﾞﾓｸﾞ…。｣
紫耀｢もう１個食べる？｣
岸｢(ｺｸﾘ)｣
お腹空いてるよね。
もう少ししたら、MCが終わっちゃう…。
岸｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。｣
紫耀｢岸くん？汗かいてるから、お着替えして、マネージャーさんと一緒にねんねしに行こうか？｣
岸｢ぃゃ〜…。｣
紫耀｢大丈夫だから。ね？｣
岸｢うぇぇ〜ん…。｣
とりあえず、着替えさせて、マネージャーさんに岸くんを託して、俺は再度ステージへ。
LIVEは順調に進み、あとはアンコールを残すのみ。
ちなみに岸くんは、あのあともステージ裏に居て、ずっと泣いてたみたい。
ごめんね…岸くん…。
ドタバタでアンコールの準備をして、再度、みんなでステージへ。
アンコールが終わった頃には、泣き疲れたのか、マネージャーさんに抱っこされたまま寝ちゃってた。
控え室に戻って、ソファに寝かせて、検温。
紫耀｢40.1℃。｣
廉｢え？ヤバない？｣
海人｢岸くん、大丈夫？｣
神｢救急外来連れて行く？｣
海人｢ご飯も食べれてないし、水分も取れてないもんね。｣
紫耀｢うん。｣
急いで準備して、近くの救急外来へ。
神は演出の打ち合わせがあったから、海人が一緒に来てくれた。
廉はなんかあった時の連絡係で、会場に残ってる。
病院に着いてから、岸くんお目覚め。
岸｢…。｣
紫耀｢岸くん？お茶飲もうか？｣
岸｢ｺﾞｸｺﾞｸ…ｺﾞｸｺﾞｸ…。｣
海人｢いっぱい飲んでいいからね。｣
紫耀｢それにしても、混んでるな…。｣
海人｢夜公演、間に合うかな？｣
紫耀｢わかんない。｣
岸｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。｣
01時間近く待って、やっと診察。
結果、風邪だったんだけど、喉が真っ赤になってるらしく、点滴してから、会場に戻ることに…。
点滴する時だけ泣いたけど、今はスヤスヤ寝てる。
海人｢痛々しいね…。｣
紫耀｢うん。｣
夜公演…間に合わないかもな…。
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2023年6月1日 16時
