★ ページ15
紫耀side
お気に入りの毛布も、服も靴もチャイルドシートも…全滅してた。
岸｢ふぇ〜…。｣
紫耀｢ごめんね。俺が悪かった。｣
急遽、パーキングエリアに寄ってもらって、着替えと掃除をすることに…。
マネージャーさんも、嫌な顔ひとつせず、手伝ってくれて、凄く助かった。
岸くんが乗り物酔いしたのは、かなりの想定外だったかも…。
チャイルドシートは、拭けるだけ拭いて、汚れた部分はタオルを使って応急処置。
着替えも済ませて、再度座らせようとしたら、断固拒否。
岸｢やぁ〜!!うぇぇぇーん!!｣
紫耀｢岸くん？座らないと、車、走らないよ？だから、座ろ？｣
岸｢うぇぇぇーん!!ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。うぇぇぇーん!!｣
時間も時間だから、パーキングエリアでお昼寝させることに…。
紫耀｢わかった。わかった。岸くん？ねんねしよ？ね？調子悪いもんね。｣
岸｢うぇぇぇーん!!｣
泣きじゃくる岸くんを抱っこして、ひたすら外を歩き回った。
熱上がってきちゃってるな…。
熱い…。
岸｢ふぇ〜…。｣
紫耀｢ねんねしていいよ？｣
少ししてから、指しゃぶりをし始めた岸くん。
ピンロン♬
ん？
神からだ。
神：今日、何時頃帰って来る？
岸｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ…。｣
紫耀｢ねんね。ねんね。｣
岸｢ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ…ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ…。｣
どんくらいウロウロしたかな？
やっと、寝た。
岸｢Zzz…。｣
移動車に戻って、起こさないようにチャイルドシートに寝かせた。
あ、そうだ…。
神にLINE返さないと…。
神side
紫耀と岸くん、そろそろ帰って来るかな？
夜ご飯、何にしよう…。
神：今日、何時頃帰って来る？
しばらくしてから、返信が来た。
紫耀：岸くんの具合が昨日から良くなくて、そのまま病院に向かうね。だから、帰りが遅くなる。
え？
神：大丈夫なの？どこの病院に行く予定？
紫耀と何回かLINEをして、時間を合わせて、教えてもらった病院に向かうことに…。
紫耀side
神と病院で待ち合わせることになった。
病院までの道のり、咳き込んで１回起きたけど、何とかまた寝てくれて、病院に到着。
神と合流出来て、受付けへ。
呼ばれるのを待ってる間に、状況説明。
岸｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。｣
神｢紫耀、タオル。｣
紫耀｢ありがとう。｣
熱…38.6℃まで上がってきてた。
吸入までして、薬貰って、帰宅。
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年11月22日 22時
