❷.２人だけの時間 ページ8
廉side
あのチビ助、紫耀、ぐうじ、海人が仕事に行ってから、ずっと玄関に座ってる。
廉｢お〜い。風邪ひくから、こっち来い？｣
男の子｢…。｣
廉｢聞こえてへんの？｣
男の子｢…。｣
廉｢風邪ひくで？｣
男の子｢…。｣
顔を覗き込んだら、めっちゃ泣くの我慢してるやん。
可愛い…。
廉｢俺と一緒にあっちで遊ばへん？｣
男の子｢…やっ。｣
廉｢じゃぁ、遊びたくなったら、リビングに来てな？｣
男の子｢…。｣
とりあえず、チビ助の気持ちが落ち着くまで１人にすることに…。
ﾁｸﾀｸ…ﾁｸﾀｸ…。
ﾁｸﾀｸ…ﾁｸﾀｸ…。
しばらくしてから、リビングに来たチビ助。
男の子｢チッチ。｣
廉｢トイレ行くか？｣
男の子｢…ｺｸﾘ…。｣
急いでトイレに連れて来たけど、チビ助すっぽり。
とりあえず、支えながら座らせて、トイレをさせることに…。
我慢してたんかな？
いっぱい出ましたよ。
手洗い済ませて、リビングで一緒に動画鑑賞。
ちょっと慣れてきたんとちゃう？
全然、喋らんけど…。
お昼ご飯は、ぐうじ手作りのサンドイッチ。
チビ助用にジュースも準備して、ちゃんと｢いただきます｣も１人でしてたよね。
ちょっと食べづらそうにしてたから、一口サイズにちぎってやったら、ﾊﾟｸﾊﾟｸ食べ始めたわ。
廉｢うまいか？｣
男の子｢ﾓｸﾞﾓｸﾞ…。｣
幸せそうに食べてる…。
リスみたいやな…。
ほっぺにいっぱい溜めて…。
岸さんの食べ方と一緒やん。
男の子｢…あい。｣
廉｢ん？くれるん？｣
男の子｢…ｺｸﾘ…。｣
廉｢ありがとうな。｣
男の子｢…。…れ…ん？｣
廉｢え？｣
今、俺の名前言った？
言ったよな？
廉｢なぁ？もう１回俺の名前言ってくれへん？｣
男の子｢…ﾓｸﾞﾓｸﾞ。｣
気のせいやったんかな？
確かに｢れん｣って聞こえたんやけど…。
お昼ご飯も食べ終わって、少しソファーでまったり。
少ししてからやったかな？
チビ助が部屋の隅に移動して、少し隠れながら、真顔で立ってるんよね。
廉｢何してるん？｣
男の子｢…っん。…っん。｣
廉｢…？｣
男の子｢…っん。…ん〜。｣
もしかして…、うんちしてる感じ？
とりあえず、何か頑張ってるから、ほっとくか…。
動画を観ながら、チビ助のトイレタイムが終わるのを待った。
頑張ってる時の顔も可愛かったなぁ…。
まじで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 260人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年11月4日 17時
