53.体調不良(神宮寺勇太) ページ3
神宮寺side
海での撮影が始まって、みんなでスイカ割りしてたら、徐々に気持ち悪さが増してきて、ずっと我慢してたけど、もう限界…。
その後、スイカを食べた後に、みんなで貝殻を集めてたんだけど…。
…うっ。
一気に上がってきて、俺は少し離れた建物の陰で吐いた。
神｢げぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…げぼっげぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…ゲホッゲホッ…。｣
吐くだけ吐いて、落ち着いてから、俺はフラフラしながらトイレに向かった。
紫耀side
あれ？
どこ行くんだろ？
紫耀｢じーん？おーい!!｣
神｢…。｣
ん？
聞こえてないのかな？
岸｢あ、神宮寺いた!!神宮寺ー!?おーい!!｣
神｢…。｣
紫耀｢聞こえないみたいだね??｣
岸｢だな。｣
海人｢何かあったの？｣
岸｢いや…何か…珍しく神宮寺が１人行動してるからさ。｣
廉｢調子悪いんとちゃう??｣
岸｢かな？｣
紫耀｢あ…トイレに入った…。｣
岸｢俺、ちょっと声掛けて来るわ。｣
紫耀｢うん。｣
廉｢おん。｣
海人｢うん。何かあったら、呼んで？｣
岸｢おう。｣
岸くんが神に声を掛けに行ってくれた。
岸side
砂浜、走りにくいな…。
岸｢神宮寺ー!!おーい!!｣
あ、トイレに入っちゃった。
紫耀side
撮影が休憩に入って、俺はさっきまで、神がいた物陰が気になって、そこを見に行った。
廉｢どこ行くん？｣
紫耀｢いや、ちょっと…。｣
海人｢俺も行く!!｣
結局、３人で見に行くことに…。
…。
物陰に到着したら…
神…ここで、げぇしちゃってたんだね…。
いっぱい、げぇしたやつがそのまんま…。
廉｢うわっ。｣
海人｢うわっ。｣
紫耀｢海人？トイレに行って、神の様子見てきてくれない？｣
海人｢あ、うん。わかった。｣
とりあえず…砂を掛けよ…。
廉｢誰が吐いたやつかわからんやつに砂掛けるん？｣
紫耀｢いや、これ、神がげぇしたやつ。｣
廉｢そうなん？｣
紫耀｢うん。神、さっきまでここにいたから。｣
廉｢…。｣
廉と一緒に砂を掛けて、周りを汚してないかを確認した。
あ…建物の壁に…飛び散ってる…。
岸side
トイレについたら、神宮寺、口をゆすいでた。
岸｢神宮寺？どうした？｣
神｢あ…岸くん…。｣
うわっ…顔、真っ青…。
神｢ちょっと…疲れた…。｣
岸｢車の中で休ませてもらうか？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
…なかなか、洗面台から離れない神宮寺…。
神｢おぇ…。｣
岸｢大丈夫か？｣
神｢…大丈夫。｣
いやいや…どう見ても大丈夫じゃないだろ…。
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年9月26日 23時
