50.体調不良(神宮寺勇太) ページ50
紫耀side
脇から体温計を抜いてと…。
紫耀｢38.8℃。｣
岸｢38.8℃か…。｣
神｢ん〜…。｣
紫耀｢神？｣
神｢…？｣
廉｢気分どうや？｣
神｢…ゲホッ。｣
紫耀｢少し水分補給する？｣
海人｢はい。飲み物。｣
紫耀｢ありがとう。｣
ゆっくり神の身体を起こして、水分補給。
神｢ｺﾞｸｺﾞｸ…ｺﾞｸｺﾞｸ…。｣
シッカリ飲んでくれて、ひと安心。
紫耀｢気分は？どう？気持ち悪いとかない？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
岸｢じゃぁ、あとは熱だけだな？｣
紫耀｢そうだね。血の量も減ってきてたし…。｣
廉｢今日は１日、ゆっくり寝とき？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
お昼は、岸くんと海人が近くのコンビニまで、買い物に行ってくれて、それをみんなで食べた。
神は、ゼリーをほんのちょっとだけ…。
熱も38.0℃台前半まで下がってきて、少しずつ落ち着いてきた感じ。
結局、みんなでずっとひとつの部屋に篭もりっぱなし。
神も、夕方頃まで、何の問題もなく過ごせた。
夜ご飯は、廉と海人で買い物に行ってくれて、俺と岸くんと神でお留守番。
今回は、海人が結構、裏方な感じで頑張ってくれてて、凄く助かる。
神｢…？｣
岸｢ん？どうした？｣
神｢吐きそう…。｣
紫耀｢岸くん、袋！袋！｣
岸｢おう！｣
急いで岸くんに袋を渡した。
岸side
ゆっくり神宮寺の身体を起こして、袋を口元へ。
岸｢大丈夫だからな？｣
背中を大きくゆっくりさすってと…。
神宮寺、涙目で一点をずっと見つめてる…。
神｢げぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…げぼっげぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
岸｢よしよし…ゆっくり…ゆっくり…。｣
比較的、量も少なくて、血も混じってない感じだな。
紫耀side
落ち着いたのを確認してから、岸くんから袋を受け取って、心配だから、げぇしたやつをチェック。
血は…大丈夫そう…。
量も少ないし…。
袋を処分して、神を洗面所へ。
トイレとうがい手洗いを済ませてから、再びベッドに寝かせた。
ウトウトする神…。
紫耀｢寝ていいよ？そばにいるから。｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
部屋を薄暗くして、静かに神が寝に入るのを待った。
神｢Zzz…。｣
紫耀｢寝たみたい。｣
岸｢だな。｣
朝まで寝てほしいけど…変な時間に起きちゃうかな？
あ、そうだ。
廉と海人に、静かに帰ってくるように、LINEしてと…。
２人で静かに話をしながら、２人の帰りを待った。
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年4月25日 22時
