48.体調不良(神宮寺勇太) ページ48
岸side
ﾓｿﾞﾓｿﾞ…ﾓｿﾞﾓｿﾞ…。
…ん？
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
岸｢どうした？寝苦しいか？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
ちょっと、熱測るか…。
みんなを起こさないように、静かに体温計を取って、神宮寺の脇に挟んだ。
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
02時20分か…。
ピピピ…。
40.5℃…。
やべぇな…。
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
岸｢水分補給するか？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
飲めるかな？
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
飲めないか…。
ん？
急に身体を起こして、四つん這いでちょこんと座った神宮寺…。
岸｢どうした？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…おぇ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
岸｢ちょっと待て、ちょっと待て。｣
嘔吐いたから、急いで吐いてもいいように準備して、神宮寺の熱い背中をひたすらさすった。
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。おぇ…。｣
岸｢気持ち悪いか？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ｺｸﾘ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
岸｢腹は？痛くないか？｣
神｢げぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
岸｢よしよし…大丈夫…大丈夫…。｣
神｢おぇ…げぼっげぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
ちょっと紫耀を起こすか。
岸｢神宮寺、ちょっと待っててな？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
俺は、隣のベッドで寝る紫耀を起こした。
岸｢紫耀？紫耀？｣
紫耀｢ん？｣
岸｢ごめん。神宮寺が吐いた。｣
紫耀｢わかった。｣
わりとすぐ起きてくれて、俺たちのベッドに来てくれた。
紫耀side
夜中、岸くんに起こされて、何事かと思ったら、神がげぇしちゃったみたい。
神｢おぇ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
紫耀｢大丈夫…大丈夫…。｣
岸くんに新しい袋に替えてもらって、背中をさすり続けた。
岸｢さっき熱測ったら、40.5℃もあった。｣
紫耀｢そっか…。｣
神｢げぼっ…。｣
紫耀｢よしよし…。｣
身体が異常なほど熱い…。
座薬…効いてないのかな…。
岸side
量は多くないけど、げぇげぇ状態…。
時々、口元を拭いて、落ち着くのを待った。
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…げぼっげぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
岸｢キツイな…？｣
落ち着いたかと思えば、ドロッドロッて出てくる。
廉side
…？
ふと目が覚めたら、めっちゃあのにおいが…。
岸さんと紫耀の話し声が聞こえて来て、すぐ何があったか分かったんよね。
俺も起きて、手伝うか。
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年4月25日 22時
