37.体調不良(神宮寺勇太) ページ37
紫耀side
小さいお椀に少しだけうどんを入れてと…。
紫耀｢神？少しだけうどん食べる？｣
神｢…ﾌﾙﾌﾙ。｣
紫耀｢いらない？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
紫耀｢そっか。ここに置いとくから、食べれそうになったら、食べなね？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
俺たちが食べてる間も、ずっとテーブルに伏せてる…。
神side
頭がガンガンする…。
寒い…。
気持ち悪い…。
岸side
神宮寺…食わねえのかな…？
俺のデザートのゼリーなら、食うかな？
岸｢神宮寺？ゼリー食うか？｣
神｢…ﾌﾙﾌﾙ。｣
岸｢そっか…。｣
…何だったら食うかな…？
…あっ!!
ソフトクリームなら食うかな?!
買ってこよ!!
廉side
ん？
岸さん、どこ行くんや??
紫耀side
ん？
岸くん??
トイレかな??
神｢…ん〜…。｣
あ、神が身体を起こした。
紫耀｢大丈夫？少しだけ食べてみる？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
紫耀｢はい。少しだけ。｣
神｢ﾓｸﾞﾓｸﾞ…。｣
水分補給もしながら、少しずつ…。
少ししてから、岸くんが戻って来た。
岸｢はい!!ソフトクリーム!!これなら食えるだろ!?｣
神｢ﾓｸﾞﾓｸﾞ…。｣
紫耀｢岸くん…。今、うどん食べてるから、ちょっと待っててね？｣
岸｢おう!!｣
ずっとソフトクリームを持ちながら、待ってる岸くん。
紫耀｢神？ソフトクリーム食べる？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
神…岸くんに気を使ったな…。
でも、やっぱり少ししか食べれなくて、残りは岸くんが…。
海人｢これ、お昼の薬。｣
紫耀｢ありがとう。｣
薬を飲ませて、各々トイレを済ませてから、移動車へ。
紫耀｢寝てていいよ？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
海人が冷えピタを持ってきてくれてたみたいで、とりあえず貼って、目的地に向かって出発。
海人も廉も、少し寝不足ぎみで、すぐ寝ちゃった。
岸くんは…ずっと心配そうに神を見つめてるけど、たぶん、もうそろそろ寝る…。
瞬きが遅くなってるから…。
神も寝そうなんだけど…、喉乾いてるのかな？
水分補給…水分補給…の繰り返し…。
少ししてから、岸くんも神も夢の中へ。
俺も少し寝よ…。
Zzz…。
Zzz…。
ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ…。
ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ…。
…ん？
車の揺れで目が覚めた…。
神は…大丈夫そう…。
工事中の道か…。
だから、この揺れなのね…。
ちょっとだけ神の首元を触ったら、少し熱くなってるように感じる…。
気のせいだといいけど…。
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年4月25日 22時
