メニエール病15 ページ26
廉side
15時頃、スマホが鳴った。
画面には❮紫耀❯と出ていた。
優太から前もって連絡が来てたから、すぐ具合いが悪くなったんやな。って分かった。
電話に出て、紫耀と話したら、やっぱり具合いが悪くなったらしい。
俺は紫耀を迎えに行くことにした。
家を出る前に、優太にLINEで紫耀を迎えに行くという内容だけを送った。
海人も連れて行くか…。
海人にも連絡をして、途中で海人を拾って、撮影現場に向かった。
海人｢紫耀、大丈夫かな？｣
廉｢わからん。電話では、耳鳴りがして、目眩がするって…。｣
海人｢ちょうど俺たちがオフでよかったね…。｣
廉｢おん。｣
約１時間後、撮影現場に着いた。
俺たちは、紫耀のマネージャーさんを見つけ、迎えにきたことを伝え、紫耀の居場所を聞いた。
そしたら、気分が悪くなって、トイレに行ったって…。
それを聞いて、俺と海人はトイレに向かった。
トイレに着いて、ひとつだけ閉まってる個室に向かって、声を掛けた。
廉｢紫耀？おるん？｣
海人｢紫耀？迎えに来たよ！一緒に帰ろ？｣
ガチャ
紫耀｢…目がグルグルして、立てない…。｣
廉｢よく１人で頑張ったな。気分はどうや？｣
紫耀｢…気持ち悪い…。｣
海人｢吐きそう？｣
紫耀｢…さっき吐いた…。｣
廉｢まだ、吐きそうなら、背中さするで？｣
紫耀｢…か…帰りたい…。｣
海人｢うん。帰りたいね。｣
廉｢よし、紫耀、脇支えるから、口ゆすいで、帰ろうか？｣
紫耀｢ｺｸﾘ。｣
俺らはトイレから出て、マネージャーさんや監督さんに一言言って、謝り、帰らせてもらうことにした。
紫耀を着替えさせ、荷物を持って、車に向かった。
後部座席に海人と荷物を乗せ、助手席に紫耀を乗せた。
海人｢ねぇ、廉？｣
廉｢なん？｣
海人｢はい。袋。紫耀に渡して。｣
廉｢おん。あんがと。｣
紫耀に袋を渡して、優太の自宅に向かった。
少し走った所で、紫耀が袋を広げる仕草を見せた。
海人｢紫耀、吐きそう？｣
紫耀｢…ｺｸﾘ。｣
廉｢ちょっと、脇道に入るわ。｣
俺は脇道に入り、人目の少ないところに車を止めた。
廉｢紫耀、ええで？｣
俺は隣から背中をさすり、紫耀が落ち着くのを待った。
紫耀｢うっ…ゲホゲホ…ゲボッ…おぇ…。｣
廉｢…落ち着いたか？｣
海人｢俺、新しい水持ってるから、これで口ゆすいだらいいよ。｣
廉｢おう。サンキュー！｣
俺は海人から水を受け取り、近くの草むらで、紫耀に口をゆすがせた。
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ＫＣ(プロフ) - りとさん» 自分自身、ファン歴が半年未満と短く、玄樹くんの特徴を全く把握出来てないので、なかなか小説の中に組み込む事ができません。ごめんなさい。不快な想いをさせてしまって...。 (2020年3月27日 0時) (
レス) id: b2342da90f (このIDを非表示/違反報告)
りと - 玄樹くんないですか…悲しいです… (2020年3月27日 0時) (レス) id: 5f824348f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2020年3月10日 19時
