メニエール病07 ページ18
岸side
岸｢よし。紫耀着いたぞー。｣
紫耀は車内でずっと寝ていた。
岸｢酔ってないか？大丈夫か？｣
紫耀｢…うん。大丈夫みたい。｣
岸｢じゃぁ、支えてやるから、行こうか？｣
紫耀｢うん。ありがとう…。｣
マネージャーさんにもお礼とお別れを告げて、マンションの中へ。
エレベーターを下りた時、紫耀が立ち止まった。
岸｢紫耀？｣
紫耀｢…ちょっと目眩が…。｣
岸｢よしよし、あそこのスペースに座ろうか？ここは危ないから…。｣
ちょっとしたスペースに紫耀を座らせ、目眩が落ち着くのを待った。
岸｢気分は悪くないか？｣
紫耀｢…さっきのトラウマかな…。ちょっとの目眩でも…気持ち悪い…。｣
岸｢そっか…。えっと…袋、袋…。海人がもしもの時にって、くれたんだよね…。あっ！あったあった！｣
ふと、紫耀を見たら、顔が真っ青。
岸｢紫耀、袋はあるから、吐きそうだったら、吐いていいからな。何も気にすることないから。｣
紫耀｢…うん。ありがとう。｣
俺は紫耀の背中をさすり続けた。
岸｢紫耀？動けそう？｣
紫耀｢…うん。大丈夫…。｣
紫耀が立ち上がろうとした時…
紫耀｢あ…ダメだ…。…吐く。｣
岸｢はいはい。袋！｣
紫耀｢うっ。ゲホゲホ…。おぇ…ゲボッ…。｣
岸｢落ち着いてから立ち上がろうな？急がなくていいから。｣
紫耀｢…ｺｸﾘ。｣
それから、15分…。
紫耀｢もう、大丈夫…いける。｣
岸｢わかった。じゃぁ、行こうか？｣
無事に家に着き、２人で手洗いうがいをして、紫耀をソファーで横にならせた。
岸｢紫耀、少し寝ときな。毛布持って来てやるから。｣
紫耀｢ありがとう。｣
俺は毛布を紫耀に掛けた。
岸｢気分が悪くなったら、すぐ呼べよ？一応、袋置いとくな？｣
紫耀｢うん。ありがとう。この毛布、いい匂い…。｣
岸｢柔軟剤にはこだわってるからな(笑)さっ、寝ろ？｣
紫耀｢うん。おやすみ。｣
岸｢おやすみ。｣
紫耀はすぐ深い眠りに入った。睡眠不足とかもあったのかな？
さて、俺は3人にLINEでもしとくか。心配してるだろうし。
それにしても、可愛い寝顔だな…。
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ＫＣ(プロフ) - りとさん» 自分自身、ファン歴が半年未満と短く、玄樹くんの特徴を全く把握出来てないので、なかなか小説の中に組み込む事ができません。ごめんなさい。不快な想いをさせてしまって...。 (2020年3月27日 0時) (
レス) id: b2342da90f (このIDを非表示/違反報告)
りと - 玄樹くんないですか…悲しいです… (2020年3月27日 0時) (レス) id: 5f824348f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2020年3月10日 19時
