そばにいるよ(04)★リク★ (ページ43)

今日:34 hit、昨日:33 hit、合計:144,962 hit

43.感染性胃腸炎(髙橋海人) ページ43

紫耀side

手洗いを済ませて部屋へ。

廉｢おん。海人、大丈夫か？｣
海人｢…ｺｸﾘ…。｣
紫耀｢おかえり。｣
岸｢おう。｣
神｢もう少ししたら、出発するみたいだから、海人も準備しようか？｣
紫耀｢だね。…海人？水分補給しようか？｣
海人｢…ｺﾞｸｺﾞｸ…ｺﾞｸｺﾞｸ…ｺﾞｸｺﾞｸ…。｣

水分補給をシッカリさせて、俺たちはホテルに向かった。

静かな車内…。

途中で海人が寒がったから、俺と神の上着を掛けてあげた。

廉｢海人？大丈夫か？｣
海人｢…ｺｸﾘ…。｣
紫耀｢寒くない？｣
海人｢…ｺｸﾘ…。｣

車内でも、数回水分補給をさせた。

海人side

何か…気持ち悪くなってきちゃった…。

酔っちゃったかな…？

頭も痛い…。

廉side

少し走ってから、また海人に声を掛けた。

…なんか…震えてる…？

…にしても顔色…悪いな…。

廉｢海人？気分悪いんか？｣
海人｢…ｺｸﾘ…。｣

酔ったか…。

廉｢今、袋、準備するから待っててな？｣
海人｢…ｺｸﾘ…。｣

神、起きてるかな？

廉｢神？神？｣
神｢ん？｣
廉｢袋、くれん？海人が気持ち悪いって…。｣
神｢｢あ、うん。…はい。大丈夫？｣
廉｢おん。ありがとな。｣

海人の横に座って、袋を広げた。

紫耀｢どうした？｣
廉｢気持ち悪いらしいねん。｣
紫耀｢酔っちゃった？｣
廉｢かもしれん…。｣
紫耀｢海人？げぇしそう？｣
海人｢…ｺｸﾘ…。｣
廉｢口元に袋あてるで？｣
海人｢…ｺｸﾘ…。｣

寒いだろうけど、掛けてた上着を取って、吐く体勢をとらせた。

海人｢げぼっ…げぼっ…。｣
廉｢自分のペースでええからな？｣
海人｢おぇ…ゲホッゲホッ…げぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
紫耀｢水分補給、結構してたから、量が多いね…。｣
廉｢そうやな…。｣
海人｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
廉｢もう袋ええか？｣
海人｢…ｺｸﾘ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
紫耀｢廉、タオル。｣
廉｢おん。｣

紫耀に袋を渡して、タオルで海人の口元を拭いた。

海人｢…げぼっ…。｣
廉｢おっと…。ちょい…。紫耀、タオルまだあるか？！海人がまた吐いた！？｣
紫耀｢あるある！ちょっと待って！｣
海人｢げぼっ…。｣
神｢廉、タオル、はい！｣

神が少し離れた所からタオルを投げてくれた。

廉｢おん。サンキュー！｣
海人｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
廉｢よしよし…大丈夫やからな…？｣
海人｢…(泣)｣
紫耀｢廉、汚れたタオルこっちで受け取るよ？｣
廉｢おん。｣

新しいタオルでもう１回、海人の口元を拭いた。